ウェブブラウザ「Opera/オペラ」が仮想通貨ウォレット搭載のデスクトップ版ブラウザを公式リリースしたことを発表しました。
「Reborn 3」と呼ばれる今回リリースされたブラウザはMac、Windows、Linux OSに対応しています。
OperaブラウザはブロックチェーンベースのdAppにアクセスするためのweb3.0エクスプローラーを搭載し、さらに標準でWalletを内蔵しているため、MetamaskなどのWalletをブラウザに拡張せずとも仮想通貨の送金を行うことができます。
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OperaのCrypto Wallet/仮想通貨ウォレット
昨年12月にリリースしたAndroid向けOperaブラウザと今回発表されたReborn3に内蔵されているWalletを同期させることも可能ということなので、一つの秘密鍵をPCとスマートフォンの両方で簡単に管理することが可能になりました。
これまでもPCとスマートフォンという異なる端末間で一つの秘密鍵を共有することは可能でしたが、その設定作業がとても面倒だったため今回のように手軽に同期できる機能は、誰もが仮想通貨をいつでもどこでも使えるようにするという点で大きな進歩だと言えます。
異なるデバイス間で情報を共有するMy Flow機能
Operaが提供するモバイルアプリOpera touchと接続して、デバイス間で情報の送信を行うことができるようです。
VPN(Virtual Private Network)
無料で無制限のブラウザVPNを使用することができます。本機能を有効化すると、VPNがOperaのサーバーへ暗号化された接続を作成し、ローカルIPアドレスを仮装IPアドレスに置き換えてくれるため、公衆Wi-Fiネットワークを使用している場合であっても、盗み見や改ざんなどの脅威から大切な情報を守ることができます。
また、プライバシー保護のためにブラウザのVPNがアクティビティデータを保存することもないということです。
その他機能:サイドバー
その他複数の機能がついていますが、operaブラウザにはサイドバーがあり、上記のような機能へのアクセスが手軽にできるようにもなっています。