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Bit Countryとは?約4億円調達した分散型のメタバースプラットフォームを解説

BitCountryは分散型メタバースプラットフォームです。

Animoca BrandsやWalsh Wealth Venturesなどから4億4000万円ほど資金調達をしました。

メタバースという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言うと仮想世界のことです。SF作家・ニール・スティーヴンスンさんの著作『スノウ・クラッシュ』で登場するインターネット上の世界が言葉の始まりとされています。

近年では映画『レディプレイヤー1』のようなメタバースをテーマとした作品も登場するほか、人気ゲーム『あつまれどうぶつの森』もある意味ではメタバースと言われています。

ブロックチェーンを活用することで、分散型のメタバースプラットフォームを作ろうとしているのがBit Countryです。

この記事では

  • 仮想空間に自分の国を作りあげる?
  • 仮想空間の国から収益を得る仕組み
  • Bit CountryのNUUMトークン

について解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

Bit Country:仮想空間に自分の国を作りあげる?

Bit Countryは独自の通貨、ガバナンスやNFTを備えた仮想世界です。

仮想世界上でユーザーは自分の国を作り、ルールを設定し、多くの人に集まってもらうように工夫します。小さな国を成長させていくことで、コミュニティを収益化することも可能です。

今までブロックチェーン技術により、DAOや、DEX、NFTなどが登場してきました。

しかしそれでも課題は残ります。例えば、インフルエンサーや企業がガバナンス、アセット、トークンエコノミーを活用して、ファンやユーザーのために独自のメタバースを作成できる分散型ネットワークがありません。

そこでBit Countryはマネタイズの可能な分散メタバースの基盤を提供しています。

Bit Countryの特徴3つ:仮想空間の国から収益を得る仕組み

Bit Countryには様々な機能が存在します。今回はいくつかの特徴を見ていきましょう。

特徴1)自分の国を作ったり、誰かの国の居住者になったり

BitCoutnryには「Continuum」と呼ばれる仮想空間の地図があります。この地図に表示されている1つ1つの正方形がブロックと呼ばれており、そこに自分の国を作ることができます。

マップ上に座標を持つブロックが基本の要素となりますが、そのブロックはセクションに分割可能です。そのセクションでNFTを展示したり、イベントを開催することも可能です。

ブロックの数は制限されており、マップの形はコミュニティにメンバーによって決定されます。最初は2D表示のみでしたが、今は各ブロックは3D視覚化も可能です。

またユーザーは自分のポリシーにあった場所に住むことができます。

オークションに参加することで、土地を所有する権利に加えて、そこにコンテンツを作成する権利や、ビジネスに参加する権利も得られます。

複数の国のメンバーになることも可能ですが、参加可能かどうかの条件は当然国ごとに違います。

特徴2)独自トークンを発行したり、マーケットプレイスでNFTを売買したり

独自トークンを発行

ユーザーは自身の国に独自の仮想通貨を作成することで、ユーザーにインセンティブを与えることができます。

このトークンは

  • ユーティリティトークン:サービスへの支払いなど
  • ガバナンストークン:コミュニティ運営への発言権

として利用されます。

コミュニティが拡大するごとに、トークン価格も上昇する仕組みです。

NFTの発行から売買まで

BitCountry内ではNFTの作成から売買まで行うことができます。

デジタルアートや不動産などのアイテムを作れるだけでなく、複数名での共同所有も可能。仮想空間上にNFTを展示して、自身の作品を宣伝することもできます。

またNFTは分散型オークションプラットフォームで売買され、信頼性の高い取引可能です。

BitCoutnryは後述しますが、Polkadotネットワークと接続しているため、クロスチェーンの相互運用性により、あらゆるタイプのNFTアセットまたはトークンの転送が可能になります。

独自ブロックチェーン

BitCountryのブロックチェーンはSubstrate上に構築されています。SubstrateとはPolkadotも採用するフレームワークであり、これによりPolkadotエコシステムと接続が可能です。

4月にはPolkadotエコシステム上でDeFi機能を提供することを目指した、Acalaネットワークと相互にやりとりが可能になったと発表しています。

このBitCountryのブロックチェーンには主に下記のような特徴があります。

  • ガバナンス:NUUMトークンのホルダーによって管理されます
  • ポルカドット:ポルカドットに接続することで、安全性を高めています
  • クロスチェーン:いかなるNFTでも様々なチェーン間でやりとり可能です
  • ステーキング:BitCountryのステーキングプロトコルは、悪意ある行動を制限しながら、コミュニティにメリットのある行動を奨励するように設計されています。これにより、ネットワークのセキュリティが確保されます。
  • EVM:開発者がネットワーク上で実行するアプリケーションを構築するためのWASMおよびEthereum互換のスマートコントラクトを有効にします。

NUUMトークンについて

NUUMトークンはBitCountryのネイティブ・ガバナンストークンです。名前の由来は

「our bit country is all about u, u govern the network.」からきているそうですが、ちょっとわかりにくいですね。

国ごとの独自トークンの裏付けになるだけでなく、NFTの取引をするための通貨であり、取引を行う際のガス料金としても機能します。また今後はステーキングをすることで、その国のプロモーションの効果が高くなるような機能も実装予定です。

トークンの配分は下記の通りです。

  • 50%:一般にユーザーに配布
  • 25%:投資家
  • 20%:チーム
  • 5%:寄付

BitCountry詳細

公式サイト:https://bit.country/
Twitter(英語):https://twitter.com/BitDotCountry
Twitter(日本語):https://twitter.com/BitCountryJapan
Medium(日本語):https://medium.com/bit-country-japan