Impermax Finance($IMX) は、分散型取引所のLPトークンを担保としたレンディングやポジションのレバレッジが可能なサービスです。Impermax は新たにPolygonに対応し、QuickSwap DEXのサポートを開始しました。
LPで10倍以上のレバレッジが可能
Impermaxは今年3月にイーサリアムでローンチし、Uniswap V2のLPトークンを対象に無事故で稼働しています。借り手は自分のLPトークンをImpermaxの個別の流動性プールに預け入れ、同LPペアのトークンを借りることができます。
Impermaxでは、トークン(ETHやDAIなど)を借り、それを使ってより多くの流動性を提供し、より多くのLPトークンを受け取り、それに対して何度も借りることができます。レバレッジ回数を指定すると、Impermaxが背後でこのループを繰り返し、同一トランザクションで処理します。つまり、LPトークンに10倍以上のレバレッジをかけることが簡単にできます。
資金の貸し手はLP毎の流動性プールに資産をデポジットすることで、ローンが返済されるまでに各LPが稼いだ利回りの一定割合を獲得します。貸し手にとっては、AMMに間接的に流動性提供をする形になるため、インパーマネントロスのリスクを回避しながら金利とトークン報酬の一定シェアを稼ぐことができます。収益は需要と供給に基づいて動的に計算され、実績としてUSDCやUSDTで高水準(トップ画像)のパフォーマンスを出しています。
ImpermaxがPolygonに展開
現在、ImpermaxはPolygonで最大のDEXであるQuickSwapの8つのLP (リクイディティ・プロバイダー)トークンのサポートを開始しています
- USDT / USDC、USDC / DAI、DAI / USDT、IMX / WETH、WETH / USDT、WETH / USDC、WETH / DAI、WBTC / WETH
借り手となるユーザーは、QuickSwapの$QUICK報酬と取引手数料を獲得しながら、Impermax でLPトークンを担保に資金を借りることができます。
トークン設計
Impermaxは取引ごとに手数料を取り、収益の20%はガバナンストークンIMXで管理するトレジャリーで管理されます。IMXトークンの最大供給量は1億枚。この14%に相当する1400万枚のIMXがUniswap流動性プロバイダーにエアドロップされました。プライベートセールで10MのIMXトークンが$0.05ドルで販売されました。4月29日のUniswap上場価格は$0.1とされました。
Impermaxは4年間の流動性マイニングの一環として、1日あたり約65k IMXを借り手に分配してきました。今後、この報酬はイーサリアム(76%)とPolygon(24%)に分割されます。
現時点にImpermaxはCertikとCyber Unitのコード監査を完了しています。今後、Impermaxは、SushiやPancakeSwapなどの他のDEXや、他のチェーンやスケーリングソリューションとの統合を計画しています。