2023年3月9日、フリマアプリとして知られるメルカリが、利用者に対してビットコインの売買サービスを開始しました。
メルカリはその利用者数が驚異の約4800万人を数える国民的アプリであり、その操作性や信頼性に関しては既に高い評価を得ています。
そのため、初めてビットコイン取引を行う人々にとって、この信頼性が高いプラットフォームは非常に魅力的な選択肢となります。
初めてビットコインを買うのは不安なものですが、メルカリならその不安を和らげてくれるでしょう。
この記事では、そんな仮想通貨初心者の皆様に向けて、メルカリでのビットコインの書い方や注意点について分かりやすくご紹介します。
☑️メルカリアプリ内だけでビットコインの売買ができる
☑️シンプルで直感的な操作で取引できる
☑️必要なものは、アプリと本人確認書類のみ
☑️メルカリでのビットコイン取引はライト層向けの方におすすめ
メルコイン(メルカリでビットコイン)とは?
メルコインは、「メルカリ」――日本最大のフリマアプリによって、2021年の4月に立ち上げられた子会社です。
この会社は、主にブロックチェーンに関連するサービスの提供を行っていました。
そして今回の2023年の3月にリリースされた新サービスが、メルカリでの売上金やポイントでビットコイン(BTC)を購入することを可能にするというものです。
そしてメルカリのビットコイン取引サービスは、その提供が始めた初月で、早くもユーザー数が10万人を超えています。
公式に発表されたプレスリリースによれば、メルカリで口座を開設したユーザーの内、約77%が「仮想通貨取引の経験が無い」と答えています。
急速に増えているユーザー数の背後には、利用者が累計で約4800万人というたくさんのユーザーを抱えたプラットフォームと、その便利で手軽に利用できる機能が好意的に受け入れられていると考えられます。
また、サービス開始から2ヶ月後の2023年5月には、利用者数30万人を突破しています。
今後、暗号資産の保有者を増やすことで、将来的にはモノだけではなくデジタル資産を含むあらゆる価値が循環するマーケットプレイスを目指しています。
メルカリビットコインの特徴
ここでは、メルカリのビットコイン取引サービスの特徴を3つ紹介します
①メルカリの売上金やポイントでビットコインを買える
②メルカリアプリ内で手続きが完結する
③安心・安全なセキュリティ体制
④1円からビットコインの購入可能
①メルカリの売上金やポイントで購入可能
メルカリで売却したモノから得た売上金やポイントを利用して、ビットコインを購入きます。
これにより、不要なモノがメルカリでお金になり、将来の資産としてビットコインを保有することができます。
②メルカリアプリ内で手続きが完結する
メルカリアプリの中で手続きが完結するため、ビットコインの購入までの流れがスムーズです。
本人確認済みの場合は最短30秒で申込みが完了します。
ビットコインを売却した際の得たお金は、メルペイ残高に移動可能で、すぐに利用できます。
③安心・安全なセキュリティ体制
メルカリは、グループ全体でのセキュリティ対策を強化しており、暗号資産事業でも、安心・安全な取引環境を提供しています。
また、メルコインでは生体認証(FIDO認証)を採用し、より堅牢なユーザー認証を実現しています。
④1円からビットコインの購入可能
メルカリのビットコイン取引は、ライト層、初心者向けのサービスになっています。
その理由の1つが、取引の最低金額がたったの1円からという点が言えます。
1円からの取引が可能ということは、ユーザーが大きなリスクを冒すことなく、ビットコインの取引に慣れることができるというメリットがあります。
これは、他の多くの仮想通貨取引プラットフォームでは設定されていない特色であり、初心者でも気軽に仮想通貨の世界に足を踏み入れることができます。
メルカリビットコインの利用条件
所定の条件を満たしていれば、どなたでもメルカリビットコインの取引を始められます。
取引を開始するための条件は次の通りです。
☑️日本に住んでいる
☑️メルカリアプリのアカウント登録
☑️本人確認の登録
☑️生体認証の登録
☑️20歳以上で、また75歳を超えていない
これらの条件を満たし、必要な情報を入力し、重要事項に同意することで、ビットコインの取引を始められます。
メルカリビットコインのやり方・買い方
ここでは、メルカリでビットコインの買い方を順に解説していきます。
以下のような流れで買うことができます。
1️⃣アプリからビットコイン売買サービスへアクセス
2️⃣本人確認、生体認証などを登録
3️⃣サービスの申し込み
4️⃣重要事項などを確認
5️⃣簡単な情報入力(売買経験や利用目的など)
6️⃣購入したい金額を入力し購入
ここからは1つずつ画像を用いて説明していきます。
本人情報と生体認証の登録が完了していない方は、指示に従って登録しましょう。
各種重要項目を確認しましょう。
メルカリビットコインの入出金について
ビットコイン取引口座への入出金の方法を説明します。
入金方法
ビットコインを購入のために、ビットコイン取引口座に入金しておきましょう。
入金方法は大きく以下2つあります。
- 銀行口座からの振り込み
- メルペイ残高からのチャージ
①銀行口座からの振り込み方法
以下の流れで振り込むことができます。
- マイページ→ビットコイン→チャージをタップ
- 登録済みの銀行口座をタッチ(銀行口座未登録の場合は、「銀行口座の登録」を選択し、登録を行う)
- 入金額を入力し、チャージするをタッチする
⬇️銀行口座の登録方法は、公式ガイドを参考にしてください。⬇️
②メルペイ残高からのチャージ方法
以下の流れでメルペイ残高から振り込むことができます。
- マイページ→ビットコイン→チャージをタップ
- メルペイ残高(売上金)をタッチする
- 入金額を入力し、チャージするをタップ
出金方法
ビットコインを売却して得たお金は、メルペイ残高に移し、銀行出金やメルカリでの買い物などができます。
メルペイ残高へ移す方法
- マイページ→ビットコイン→設定→メルペイ残高へ移すをタッチする
- 金額を入力し、お金を移すをタップ
⬇️メルペイ残高から銀行出金する方法は、公式ガイドを参考にしてください。⬇️
メルカリビットコインの手数料
登録料やサービス利用手数料、入出金手数料は無料です。しかし、売りと買いの価格差(スプレッド)が存在し、それが実質的な手数料になります。
スプレッドとは、購入価格と売却価格の差額のことで、メルカリのビットコイン取引では、現在1%で設定されています。
例えば、1ビットコインの価格が300万円だとします。メルカリで0.01ビットコイン(=3万円分)を購入する場合には3万3000円で購入する必要があります。
そして、同じ0.01ビットコインをメルカリで売却する場合には、2万7000円で売却することになります。
スプレッドは、ビットコイン売買サイトが利益を得るために設定されているものであり、他の取引所でも同様に存在します。
海外の大手取引所では手数料は0.1%前後であることが多く、スプレッドを含めた実質的なコストを比較すると、メルカリはやや高いと言えます。
そのため、メルカリは「ライト層向け」と位置付けており、初めてビットコインを買う方やビットコインに触れてみたいという方に適しています。
参考|仮想通貨取引所の手数料
参考として、以下に主な海外(上の表)と国内 (下の表)の仮想通貨取引所の手数料を表にしてまとめています。
上の表の海外取引所手数料を見るとも大体0.1%前後の取引になっており、メルカリより安いことが分かります。
Taker手数料、Maker手数料は注文方法の違いよるもので、どちらも取引手数料になります。
下の表の国内取引所手数料を見ると、メルカリの1%より高い手数料になっています。
海外取引所名 | Taker手数料 | Maker手数料 |
---|---|---|
MEXC | 0.2% | 0% |
BingX | 0.2% | 0.2% |
Bybit | 0.1% | 0.1% |
Bitget | 0.1% | 0.1% |
OKX | 0.1% | 0.08% |
国内取引所名 | スプレッド |
---|---|
DMM bitcoin | 約2.1% |
GMOコイン | 約4.9% |
bitbank | 約4.9% |
Coincheck | 約5.9% |
bitFlyer | 約5.8% |
メルカリでビットコイン以外の仮想通貨は対応なし
2023年6月の時点で、メルコインで取り扱いが可能な仮想通貨はビットコインのみとなっています。
そのため、ビットコイン以外の仮想通貨に興味がある方は、現状では他の仮想通貨取引所を活用することをおすすめします。
ビットコインは、その歴史と高い認知度から、仮想通貨市場の中心に位置しています。
そのため、初めて仮想通貨を売買する人々にとって、まずはビットコインの取引から始めることが推奨されます。
そのような面でも、メルカリのビットコイン売買サービスは「ライト層向け」であると言えるでしょう。
おすすめの取引所
もし今後も継続した取引や、ビットコイン以外の仮想通貨の取引を検討している方は、海外の仮想通貨取引所を利用することを強くお勧めします。
おすすめは、MEXCとBingXです。どちらも日本語に対応が充実しており、使いやすい取引所となっています。
まだ、口座開設していない方は以下の記事で、始め方を解説していますので参考にしてください。
メルカリでビットコインを買う際の注意点
直接ビットコインの送金はできない
通常、仮想通貨取引所で購入したビットコインを自分の仮想通貨ウォレットや他の仮想通貨取引所に送金することができますが、メルカリの場合はそれができません。
たとえば、あなたがメルカリでビットコインを購入した場合、そのビットコインを自分の仮想通貨ウォレットに送金することはできません。
つまり、購入したビットコインはメルカリ内でしか売買できないという制約があります。
逆にシンプルな機能しかないからこそ、ビットコインの売買に不慣れなユーザーでも、簡単にビットコインの売買を体験することができるといえます。
価格変動リスクを理解する
ビットコインの価格は、通常の株式市場や外国為替市場と比べても、非常に高いボラティリティ(価格変動率)を示すことが多いです。
この価格変動の激しさは、仮想通貨が新しい金融商品であり、市場がまだ発展途上であること、またその価格が様々な要素によって影響を受けやすいことが一因とされています。
これらの変動により、一夜にして投資金が倍増することもあれば、逆に全額を失うこともあります。
メルカリに限らず仮想通貨を購入する際は、余裕資金で行うことをおすすめします。
ビットコイン取引はアプリのみ
メルカリのビットコイン取引サービスは、スマートフォンアプリでのみ利用可能です。
パソコンや、スマートフォンのウェブブラウザからは使用できません。
したがって、サービスを利用する際は、アプリから行いましょう。
【まとめ】メルカリビットコインのやり方・買い方
本記事では、メルカリでのビットコインの買い方を分かりやすく解説しました。
メルカリは「ライト層向け」と位置付けており、初めてビットコインの取引をする人でも、簡単かつ安心して利用することができます。
興味がある方は、1円からでも購入できますので、ぜひビットコインを買ってみてください。
そして、今後仮想通貨の取引していきたい方は、海外仮想通貨取引所を使うことをお勧めします。
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