MENU
暗号資産(プロジェクト)

仮想通貨Metaverse ETP (メタヴァースエントロピー/ETP)の特徴|SF小説をモチーフにしたビジネス向け仮想現実世界

Metaverse ETP (メタヴァースエントロピー)は、BaaS(Blockchain as a Service)を通じて、わずかな手数料でブロックチェーン上の企業向けのサービスを利用できるオープンソースのパブリックブロックチェーンです。サービス内容としては、社会や企業の需要に応えるものを構想しているようです。

Metaverse ETP (メタヴァースエントロピー)が提供するサービスは以下の4つです。

  1. MST(デジタル資産)
  2. Avatar(アバター、要はデジタルアイデンティティ)
  3. Oracles(アバターをもつサービス・プロバイダー)
  4. On-Chain Exchange(ブロックチェーン上で価値を自由かつ簡単に交換)

オラクルを通じて、デジタル資産、アバターで資産取引の基礎を構築し、私たちの社会に変革をもたらす新しいブロックチェーンエコシステムを構築することを目指しています。

本記事ではそんなMetaverse ETP (メタヴァースエントロピー)の仕組み、特徴、将来性を説明します。

Metaverse ETP (メタヴァースエントロピー/ETP)の最新価格・相場・チャート・評価

 

 

Metaverse ETP (メタヴァースエントロピー/ETP)の特徴

ようこそ新しいリアル!MST、アバター、オラクル、オンチェーン交換

SF作家Neal Stephenson著”Snow Crash(スノウ・クラッシュ)”の世界観を元に構想

メタヴァースエントロピー(Metaverse ETP)は、1992年発表の欧米でヒットしたSF小説「スノウ・クラッシュ」の世界観を元にして作られたそうです。スノウ・クラッシュで描かれる世界は、CGで構築されたネットワーク上の仮想世界「メタヴァース」を舞台にして人々が自身のアバターを操り、仮想世界の中で高速ピザ配達?みたいな仕事をしているようです。メタヴァースが描こうとしている世界は仮想空間の中でビジネスを自由に行えるそんな新しいリアル、日常なのです。

メタヴァースでは、人と人、人と資産等々の関係性を集約し、これらの情報を元にして、便利な仕組みをもつ一つのモデルを構築しています。これをメタヴァースではBISC(Built in Smart Contract)と呼び、これを利用することで企業向けアプリの開発や利用時の技術的なリスクを低減できるとしています。

BISCの仕組みは下の図を参照していください。左側は他のスマートコントラクトを実装したブロックチェーンの仕組み(イーサリアムなど)で、右側がメタヴァースの仕組みです。

引用元:http://newmetaverse.org/white-paper/Metaverse-whitepaper-v3.0-EN.pdf

このBISCを介することで、メタヴァースはデジタル資産、アバター、オラクル、オンチェーンで交換するサービスを提供しています。

デジタル資産(MST)

メタヴァースブロックチェーン上のMST(Metaverse Smart Token )はトラストフリー、追跡可能、かつ恒久的な性質を持った分散型資産です。MSTを利用してブロックチェーン上でP2P取引を行ったり、ビットコインの分配なども行えるようです。

Digital Identity(アバター)

アバター(簡単にいうと仮想世界での自分の分身)を利用することで人々や資産との関係性を具体化させることができます。アバターを介することで、誰もが情報提供者(オラクル)になることができます。オラクルって…となると思うので下の項目で説明しますね。

オラクル(アバターをもつサービス・プロバイダー)

オラクルは、ブロックチェーンとブロックチェーン外の情報(気象情報など)の橋渡しをする役割を担っています。このオラクルの仕組みを利用することで、分散型システムで構築された不変的な性質をもつ評判システムを作ることができます。

オンチェーン交換

資産交換を可能にすることでMST(デジタル資産)の流動性を高めています。

BISC(Built in Smart Contract)

BISCは、メタヴァースのコア開発チームと、メタヴァースのコミュニティの共同で開発されていくようです。BaaS(バース/ブロックチェーンをサービスとして利用できるようにするソフトウェア)を通じて、BISCを利用し、ブロックチェーン上で企業向けのアプリを展開させていく予定です。

コンセンサスメカニズム:PoW(ETHASH)

メタヴァースのコンセンサスメカニズムは、現在のところはPoWを採用しています。アルゴリズムはビットコインが採用しているSHA256やLitecoinのscryptを避けて、ETHASHアルゴリズムを採用しています。

避けている理由は、SHA256やscrypt対応のマイニング専用マシンASICが存在しており、51%攻撃を受ける可能性があるからです。

将来的にDPoSへ変更することを予定しています。

予定しているHBTH-DPoSの仕組みは下記のようなものを考えているようです。

引用元:http://newmetaverse.org/white-paper/Metaverse-whitepaper-v3.0-EN.pdf

MBaaS(Metaverse Blockchain as aService)

MBaaS(メタヴァースのBaaS)は、既存のインターネットアプリやサービス、IoTデバイスに対してインフラサービスを提供することができます。これらのサービスはアバターを通して利用することができます。

DAppsの場合、開発が複雑なために異なるテクノロジーの統合が難しいという問題を抱えています。そこでメタヴァースでは、ブロックチェーンアプリ(DApps)開発の複雑さを考慮した上で、あえてBaaSモデルを採用しています。BaaSモデルを採用することで、アイデアを統合し易くし、イノベーションを産みやすい環境を整えようとしています。ただし、BaaSモデルにも、解決しなければならない大きな問題2つあるとされています。

BaaSの問題点

  1. 統合の問題:BaaSの解決方法と既存のインターネットアプリ、サービスとを繋げるための安定したテクニカルフレームワークを作らなければならない。
  2. デジタル資産をどのように管理するか:ブロックチェーン上のデジタル資産にアクセスするためのデジタル秘密鍵をどのように管理するか。

これらの問題に対してメタヴァースは下記のような方法を提案しています。

  1. フルノードウォレットやライトウォレットだと機能が曖昧に仕切られているため、多様な需要に答えることができません。ですので、個々のプログラムに対して独立して機能するウォレットの開発が必要だとしています。
  2. 複数署名を必要とするHD(Hierarchical Deterministic)プライベートキー管理システムで秘密鍵の問題を解消しようとしています。

支払い手数料

DDoS攻撃に対しての脆弱性をなくすために、支払い手数料が必要とされています。手数料は固定ではなく、システムへの負荷に応じて変化するようです。

Metaverse ETP (メタヴァースエントロピー/ETP)の詳細

発行上限枚数:100,000,000ETP

承認方法:PoW(ETHASH)、のちにDPoSへ変更予定

公開日:2016年8月6日

公式サイト:https://mvs.org/

ソースコード:http://github.com/mvs-org

Blockchain Explorer(取引詳細):http://explorer.mvs.live/

ホワイトペーパー:メタヴァースホワイトペーパー

Digital Identityホワイトペーパー:アバターのホワイトペーパー

おすすめ取引所

  • BITFINEX
  • HitBTC
  • Bit-Z