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暗号資産(プロジェクト)

仮想通貨Ripple(XRP/リップル)とは?手軽、迅速、低コストに価値を移動!「IoV」を理念を掲げるリップルの仕組みと特徴

仮想通貨Ripple(XRP)は、「価値のインターネット(Internet of Value ,IoV)」を実現させることを目標に2013年に「XRP Ledger」上で誕生しました。※XRP Ledgerとはビットコインにおけるブロックチェーンにあたるものです。

価値のインターネット(IoV)とは、あらゆる「価値」の移動を瞬時に実行できるシステムのことを指します。現代はインターネットを通じていつでもどこでも「情報」を瞬時に伝達できるようになってきました。リップルは、「情報」と同じように「価値」資産も瞬時に移動できるような世の中にしよう!と提案しているのです。

その為、リップルは国際的な送金/決済などを便利にするための様々な仕組みや特徴を備えています。

XRP(リップル)の最新価格・相場・チャート・評価

 

 

XRP(リップル)の仕組みと特徴:価値のインターネットを実現!?

仕組み1:「ILP」とは?さまざまな通貨の台帳をつなぐ

ILP(Inter Leder Protocol)とは、米ドルと日本円、あるいは日本円とビットコインなどといったように、さまざまな決済手段をスムーズにつなぐための仕組みです。

リップル社が掲げる「価値のインターネット」を実現させるためには不可欠な技術ですね。現在、ILPは、リップル社ではなく、W3C(Wprld Wide Web Consotium)が運用・開発しています。

仕組み2:「XRP」とは?低コストであらゆる通貨と自由に交換できる「ブリッジ通貨」

XRP(エックス・アール・ピー)とは、リップル社が開発した仮想通貨のことです。

円やドルなどの法定通貨や他の仮想通貨などのあらゆる通貨と自由に交換できる仕組みになっています。例えば、日本円から米ドルへ両替する際に、リップルのシステム上で瞬時にXRPへと変換され、両者を橋渡しする(ブリッジ)ことができます。

このような機能を有しているので、XRPは「ブリッジ通貨」と呼ばれています。

リップルのシステムを利用する為に少額のシステム手数料(XRPで支払う)は発生しますが、銀行口座が必要なくなるため、送金、決済時のコストは削減されます。

ちなみにシステム手数料は、リップルのシステムに負荷をかけてシステムダウンさせようとする攻撃者から守る為に、ネットワークの負荷に比例して手数料が増加するように設定されています。

仕組み3:「XRP Ledger」/ビットコインで言うところのブロックチェーンにあたる独自の分散型台帳

XRP ledgerとは、ビットコインで使用されるブロックチェーンと同じような役割をする分散型台帳のことです。

リップルの参加者全員でXRPを利用した送金、決済などの取引データを分散管理しています。

分散管理のメリットは、セキュリティの高さです。サーバーを中央管理者だけで管理しているわけではないので、一つのサーバーを攻撃しただけでは取引情報を改ざんすることができないのです。

仕組み4:「RPCA」/送金速度の高速性を可能にする独自承認システム

公式サイトによると、リップルのブロック生成時間はおよそ4秒で完了するそうです。ビットコインで約10分、イーサリアムで約15秒と言われているので、他のコインと比較すると確かに速いです。

この速度を実現させているのは、PRCA(Ripple Protocol Consensus Algorithm)というリップル独自の認証方法(ブロック生成)を採用しているからです。それに対し、ビットコインやイーサリアムはPoW(Proof of Workを採用しています。PoWでの認証には、暗号を解くという作業が必要になるため、送金処理能力や速度に限界が出てきてしまいます。

経済の拡大、国際取引、金融市場の発展、新興国の経済発展等々で決済件数、金額が増加している現代社会で求められる決済インフラというのは、①確実さ、②便利さ、③コストの安さといった3点を備えたものです。

この②の便利さ、③のコストという点で、PoWの送金処理能力や速度の限界は、実用性という点で問題視されてきました。※②の便利さは、例えば決済の即時性が求められる日常生活で、認証に数分かかるようでは使用しづらいのです。③のコストの安さはPoWの認証(マイニング)にかかる大量の電気代が問題視されています。

リップルが採用しているPRCAでは、リップル社が選んだ企業や団体が、検証者となって取引処理や認証を行なっています。その為、PoWのように暗号を解くという作業が省略され、検証者が許可を出せば認証が通ります。その為、電気代を抑え、かつ迅速、低コストを可能にしているのです。※XRP手数料は誰かの利益になっておらず、処分されています。

認証者は、誰でもなれるというわけではなく、リップルが管理しているUNL(Unique Node List)内の信頼できる機関から選ばれています。

リップル社が信頼できると認めた機関にのみ承認作業を任せることで、改ざんなどの不正防止を図っていると考えられます。

XRP(リップル)の詳細

発行枚数:1000億XRP

承認方法:PRCA(Ripple Protocol Consensus Algorithm)

公式サイト:Rippleの公式サイト

XRP(リップル)の評価

MUFG、SBIグループ、みずほ、などの銀行や複数の中央銀行がリップルとの提携を発表しており、既存の銀行でリップルの送金システムが採用される可能性があります。また、巨大企業Googleが出資していることでも有名ですね。

一方で、「リップル社による中央集権的な影響力が大きいので、不正を働けるのでは?」と不安視される側面もあります。その所以は①リップル社が保有するXRPの多さ、②サーバーの運営をリップル社が行なっている、③承認作業をする認証者をリップルが選んでいる。からです。

中央集権的、かつ営利目的なので、優秀なエンジニアが集まりやすく、技術開発のスピードが速いということもまた事実です。リップル者が掲げる理念「価値のインターネット」を効率的に実現させるためには必要な形態なのかもしれません。

どちらにせよ、リップルは今後の社会に影響力をもつ可能性は十分にあるので、今後の動向には注目です。

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