TokenSetsのトレンド取引戦略セット「ETH20SMACO」はどのように機能するのか、仕組みをざっくり解説

DeFiブログ

今回はTokenSetsのセット「ETH20SMACO」の仕組みについてざっくり解説していきます。まず簡単に仕組み概要を説明するとETH20SMACOは、ETHの現在価格とETHの20日間移動平均線の交差を元にセット内のトークン比率をリバランスさせる仕組みになっています。要はトレンド取引戦略というテクニカル分析を用いたセットだということですね。

※TokenSetsとは、仮想通貨における投資信託のようなものだとイメージしていただくとわかりやすいかと思います。要は複数のトークンをバンドリングして、一つのセットトークンとして取り扱っています。詳しくは下の記事をご参照ください。

「ETH20SMACO」でトレンド戦略の仕組みを理解する

ETH20SMACOセット内のトークン比率

まずETH20SMACOがどのように機能するのかを見る前にセット内のトークン内訳をチェックします。

上画像は2019年7月16日現在の0.1ETHあたりETH20SMACOセットのトークン比率。ご覧の通りステーブルコイン「USDC」と「ETH20SMACO」が1:1の関係で含まれているのがわかります。

このトークン比率がこの後に説明する価格変動に応じてリバランスしていくということです。

ETH価格が20日移動平均線と交わるとセットがリバランス

ETH20SMACOの仕組みを理解するために、まずは上の画像をご参照ください。上画像にETHの20日移動平均線ETH現在価格が描かれていますが、それぞれが交わる①、②の箇所でセット内のトークン比率がリバランスします。

①ETHの現在価格が上昇し20日移動平均線を上回る時には、「セット内のUSDCを売りETHを買う」→ETH20SMACO内は全てETHに

②ETH価格が下落し、20日平均線を下回る時には「セット内のETHを売りUSDCを買う」→ETH20SMACO内は全てUSDCに

※USDCとは米ドル価格に連動するステーブルコインです。つまりUSDCでETHを買うとは「米ドルでETHを買う」とほぼ同義だと考えてもらうとわかりやすいかと思います。

20日移動平均線と交わるとすぐにリバランスするわけではない

注意点として、ETHの現在価格が20日平均線に交わるとすぐにリバランスされるわけではありません。価格トレンドを確認するために交わってから6〜12時間経過後にリバランスのトリガーが発動します。(※12時間経過しても発動しない場合は再度呼び出しが必要)

リバランス処理は2時間以内で行われます。

また前回のリバランスから最低4日間は空いていないと次のリバランスは発動しません。

現在価格と20日移動平均を追跡する2つのオラクル

ETH20SMACOは、ETHの現在価格と20日移動平均線を元にリバランスするかどうかを決定するので、この2つの指標を自動で収集するオラクルを必要とします。オラクルとは簡単にいうとアプリ外部に存在する情報を収集してくるシステムのことです。

①ETHの現在価格を追跡するオラクル

ETH/USDの24時間価格を追跡するオラクルで、MakerDAO medianizer contractから情報を調達しています。

②ETHの移動平均を追跡するオラクル

ETH/USDの移動平均を追跡するオラクルで、①のオラクルから得た情報を元に200日以下の任意の移動平均の計算が可能です。ETH20SMACOの場合はこれを用いて20日移動平均を算出しているということです。