tBTCとは|イーサリアム上でBTCをERC20トークン化しKYC、仲介者不要のトラストレスなブリッジを構築

DeFi(分散型金融サービス)

KYCも仲介者も必要としない方法で、イーサリアム上でビットコインを利用可能にするtBTCの概要を今回はご案内します。tBTCとはKEEPとSummaがクロスチェーングループを作成し取り組んでいるプロジェクト。「tBTC:BTC=1:1」の関係を持たせた状態で非ビットコインホストチェーン(イーサリアムブロックチェーンなど)上に作成されるERC20トークンであり、これによりビットコインをイーサリアムブロックチェーン上のDeFiなどを利用することができるようになります。

例えばビットコインをCompoundで運用し金利収入を得たり、Uniswapでビットコイン取引したりということが可能になります。※tBTCは2019年8月19日現在テスト段階であり、第4四半期までにtBTCメインネットを立ち上げる予定

※Compoundとは?という方は下の記事をご参照ください。

WBTCとtBTCの違い

イーサリアム上でBTCを利用する方法として、現在WBTCやSODABTCなどがすでにありますが、これらは第三者となるカストディアンがBTCを担保にERC20規格に準拠した形でwBTCやsodaBTCを発行することで成り立っています。多くの場合、取引所を介して入手することになるので、これらのトークンは価値の裏付けを行なっているカストディアン(wBTCの場合はBitGo)を信頼する必要があります。

一方のtBTCとは、簡単にいうとMakerDAOのDAIように仲介者を極力排した形で誰もがBTCを利用してtBTC(ERC20)を作成できる仕組みを目指しています。wBTCと比較すると、第三者を信用しないくても良いという点と誰もがBTCでtBTCをミントでき、かつデポジット者がコントロールできるウォレットに格納できるという点がメリットとなります。

はじめのうちは完全にトラストレスではなく、EVMでの効率的なビットコインの支払い検証や信頼性の高い価格情報の実装などの難しい問題のいくつかは信頼する必要のある主体を介し、徐々にエコシステムによる運営へ移行していくようです。

デポジットの仕組み

tBTCを作成するにはまず「入金リクエスト」を行う必要があります。簡単にいうとtBTC作成の意思表示をするためにtBTCシステムに通知を行い、その後ビットコインを複数署名しないとアンロックできないスマートコントラクトにデポジットし、秘密鍵保有者が担保をロックアップします。

ロックアップ後に、デポジットした人がデポジットしたBTCと同量分のtBTCを受け取るという仕組みです。※上画像参照

tBTCのホワイトペーパー:http://chrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/http://docs.keep.network/tbtc/index.pdf