Dharma v2 クローズドβ版ローンチが発表されました。Dharmaとは分散型のレンディングプラットフォームであり、v1の特徴は固定金利、固定融資期間のP2Pレンディング型、そしてメールアドレスだけでアカウントを作成できる点にありました。今回はV2の概要についてざっくりとご案内致します。
メールアドレスのみでアカウントを作成することができるので、web3ブラウザがなくてもインターネットに接続できる環境さえあれば本サービスを利用することは可能です。※ただし、仮想通貨のレンディングサービス利用時に仮想通貨WalletからDharmaのETHアドレスに貸出する仮想通貨(現暗号資産)を送信する必要はあります。
Dharma V2は現在クローズドβ版ですので、V1でアカウントを作成していたユーザーのみが利用可能です。2019年8月30日現在、Dharma公式サイトで早期アクセス受付中。メールアドレス登録するのみです(上画像参照)
v1の利用方法については下の記事をご参照ください。
Dharma V2のロードマップ
Dharma V2クローズドβ版には、V1のアカウントでログインすることが可能です。※上述しましたが、V1ユーザーのみが現在は利用可能です。
Dharma V2では、Compoundプロトコルを利用して簡単に金利を得ることが可能になります。今後数週間にわたって以下の機能が実装されていく予定です。
Compoundとは?という方は下の記事をご参照ください。
ノンカストディの2of2マルチシグスマートウォレット
特別なプラグインをダウンロードしなくてもDharmaを利用可能になります。もちろんユーザーの許可なしには何もできないような仕組み(ノンカストディです)
いつでも資金供給可能な専用デポジットアドレス
Compoundを中継して、専用デポジットアドレスからトラストレスに資金提供し金利を得ることが可能になります。
固定金利
v1同様に「固定金利」で借入と貯蓄(貸出)が可能
法定通貨(フィアット)と暗号資産をシームレスに
法定通貨から暗号資産に、そしてその逆も可能となるon-ramp、off-rampを可能に。
クローズドβ版のリスク
初期段階プロダクトのリスク
初期段階のプロダクトは断続的に管理されることになっており、Dharmaがハッキングされてしまうと預けている資金が危険にさらされる可能性があります。今後数週間のうちにデフォルトで上述のノンカストディアル(管理されていない)2of2マルチシグウォレットシステムに移行する予定ではありますが、上記のようなリスクがあることは理解しておいてください。
DharmaはFDICの保険付き銀行、普通預金口座とは異なります
FDIC(Federal Deposit Insurance Corporationの略称)とは邦訳すると連邦預金保険公社の意で、被保険銀行における預金を保護するために預金保険業務を行う米国政府の独立機関のことです。
要はユーザーが預けている資金がリスクにさらされても、Dharmaはただのレンディングプロトコルへのパイプ役でしかないので、資金保証してもらえるということはあり得ません。分散型サービスは自身の責任の元に利用して頂くのが大前提です。ご注意ください。
Dharma V2はまだβ版です
Dharma V2はまだテスト段階であるβ版です。バグがある可能性はあります。