LSDai|DeFiレンディングにおける金利(cDAI)変動リスクを取引

DeFi(分散型金融サービス)

LSDaiとは、DeFiレンディングプロトコルCompoundで生じる貸出金利(cDAI金利)変動リスク取引を可能にするDeFiプロジェクトです。伝統的な金融市場において金利変動は実体経済に影響を与える重要な要素として扱われていますが、分散型金融市場においても金利変動リスクは同様に重要な要素と言えます。今回は金利変動を取引するLSDaiについてサクッとご紹介致します。※cDAI、Compoundについては下記事をご参照ください

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LSDaiマーケットを構成するプレイヤー

LSDaiマーケットを構成するプレイヤーは金利変動リスクをヘッジするヘッジャー、金利変動リスクを取引するベッター(投機家)、マーケットに流動性を提供するマーケットメイカーで構成されています。

1.ヘッジャー|DAI貸出金利低下リスクをヘッジして金利収入を安定化

ヘッジャーとはDAI貸出金利変動リスクをヘッジするプレイヤーのことです。上画像のようにcDAIポジションを入力し、LSDaiマーケット(マーケットメイカー)がDAI金利をショートさせるトークンを鋳造しそれを販売することで、DAIをCompoundに貸出して生じる金利収入低下リスクをヘッジすることができます。例えば、ヘッジャーがLSDaiマーケットでDAI金利をショートさせていれば、DAI貸出金利低下時に、金利をショートしているのでそこから下がった分の金利を補うことができ、逆に金利が上がれば損失分を上昇した金利で補うことができるので、金利収入を安定化させることができます。

2.投機家

LSDaiマーケットにおける投機家とは、DAIのレンディングを直接行わずに金利変動のみを取引するプレイヤーのことを指しています。上画像のように特定の期間内にDAI金利が上がるか下がるかだけを選択し賭けるだけです。

3.マーケットメイカー

マーケットメイカーの役割は、ロングまたはショートしたDAI金利トークンの鋳造と管理し流動性を提供することです。DAI金利収入(rDAI)とスプレッドを得ることがインセンティブとして働きます。

LSDaiの仕組み|Marketプロトコル、Airswap、rDAIを利用

LSDaiはMarketプロトコルを採用し、金利スワップポジションをロングポジショントークン(LDai)とショートポジショントークン(SDai)に分離してマージンに埋め込み、Airswapを用いて取引(LSDi-airswap-bot)を成立させる仕組みです。(上画像参照) また流動性を提供するマーケットメイカーにインセンティブを与えるためにポジションペアを鋳造する際のMarketプロトコルへの担保としてrDAIを実装しています。つまり、マーケットメイカーはスプレッドを得る他に、rDAI担保からの金利収入も得られるということです。もちろんrDAIのHatを設定すれば自分以外のETHアドレスに対して金利収入を与えることも可能です。※rDAIについては下記事をご参照ください

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LSDaiの詳細

2019年10月20日にメインネットローンチ予定