TokenSetsの使い方 #2 |「実践編」セットの購入方法
分散型自動取引ツール「TokenSets」でセットを購入する方法を今回はご紹介します。セットとはざっくりいうと、「投資信託」のようなものでETHやBTC、DAIなど複数のトークンをバンドリングしたものです。TokenSetsとは?という方はまず下の記事をご参照ください。
今回TokenSetsで利用する商品は前回同様に
「ETH Range Bound Min Volatility」
レンジバウンド(ある一定の範囲内で相場が動く)を利用した商品で、「Min」の名が冠されている通り、狭いレンジ幅の中でETHとDAIの比率を自動調整しながら分散投資してくれるセットです。具体的にはETHが10%以上下落するとDAI(≒米ドル)でETHを買い、20%以上上昇するとETHを売りDAIに変換します。
TokenSetsで販売されている各セットが示している各情報(価格、内訳等)の確認方法については#1「準備篇」をご参照ください。↓
セットの購入方法|ETH Range Bound Min Volatilityを参考に
1.TokenSetsへアクセスし、セット一覧をチェック
「ETH Range Bound Min Volatility」セットを参考にTokenSetsでの取引方法を説明していきます。まずはTokenSetsの公式サイトにアクセス。
そこから「ETH Range Bound Min Volatility」セットのページまでは省略しますが、セット購入ページで複数商品が並んでいますので、そこからアクセスしてください。※各セットの概要はコチラをご参照ください。
2.セットを購入
「ETH Range Bound Min Volatility」のページ内(上画像)に、「Buy/買う」「Sell/売る」とあるので、セットの取引を行う場合はどちらかを選択します。
今回は「買う」を選択して説明をしていきます。
まず上画像を参照の上、購入したい金額を入力します。※金額の単位はETHですので、事前に接続されたWallet(メタマスクなど)内にETHを必要分用意しておく必要があります。
メタマスクの導入方法については以下をご参照ください↓
現在Wallet内に保有しているETHの量も上記画面で確認できますので、それを目安に購入する金額を設定しましょう。
3.購入金額の内訳を確認
セットの購入画面で支払い金額に対する内訳が表示されます。
上画面を例にとると、購入金額が「1ETH」の場合はトータルの支払いは「1ETH」で手数料等も全てこの金額の中に含まれています。
細かくみていくと、セットの中には「Wrapped Eth(ERC20のETH)」「DAI」「ETHMINVOL」「TokenSets手数料」「ネットワーク手数料」が含まれています。
「ETH Range Bound Min Volatility」は、ETHの価格変動を利用した商品なので、基本となるETH価格に連動するERC20トークン「WETH」が169.13ドルと全体の約4分の1、ETHを利確する際に用いるステーブルコイン「DAI」は158.9ドルとこちらも全体の約4分の1を占めていることが確認できますね。
本体となる「ETHMINVOL」は328.03ドルと全体の約4分の2を占めており、価格変動に応じてDAIとWETHがクッションのように働きリバランスできるようになっていることがわかります。
そのほかに必要となる経費としては、TokenSets手数料が0ドル、ネットワーク手数料が4.06ドル。このネットワーク手数料とは所謂ガス代なのでイーサリアムネットワークの状況に応じて変動するので注意しておきましょう。
4.条件を確認したら、購入確定
実際にこの条件で問題がなければ、一番下の「Comfirm Buy/購入を確定」をクリックするとトランザクションが読み込まれ購入することができます。
売る場合も同様に「Sell/売る」を選択すると「Sets/セット」単位で販売することが可能です。
以上がTokenSetsにおけるセットの取引方法の大きな流れです。これを応用して他のセット購入時の参考にしてみてください。