アート作品を1ミリサトシで落札!ライトニングネットワークによるマイクロペイメントの可能性

ニュース

ブロックチェーンアーティスト「@cryptograffiti」が2018年12月20日に「Black swan」というアート作品を、1ミリサトシ(0.000000037ドル)で販売したことを発表しました。今回のオークションイベントの狙いはライトニングネットワークを利用したマイクロペイメント(少額決済)の普及促進であり、ライトニングネットワークを通じて最も安い入札額を提示した人が落札する仕組みでした。

<

p style=”text-align: left;” data-tadv-p=”keep”>今回出品されたアート作品「Black swan」(サイズ:3.55cm×4.44cm)は米ドル紙幣と偽造検出器(インクペン)を利用しており、風刺的な意味合いも含んでいると思われますが、ライトニングネットワークを利用したマイクロペイメントの可能性、暗号通貨を使用した新しい経済の可能性を示唆するものとして興味深い事例です。

@cryptograffitiは暗号通貨とブロックチェーンの普及促進を目指すアーティスト集団で、アート業界における暗号通貨、ブロックチェーンとアーティストの可能性について研究している集団でもあります。アートと現代社会、とりわけ資本主義という考え方は「価値尺度」の違いという点で相性がよくないと言われることもあります。

資本主義では「儲ける」ことが目的であり、それに対してアートは商業的ではない感性や共感による観点や哲学性などを重要視する面もあります。つまり社会が見落としてしまう何かを穴埋めしていくことがアートの一つの役割として考えられているということです。

今回の事例のように0.000000037ドルという少額支払いを誰もが当たり前に利用するようになれば、商業的に成功しなければ作家としてやっていけないという従来の社会構造だけではなく、共感できる各アーティストの活動に対して、SNSの「いいね」などと同じような感覚で資金提供ができるようになります

法定通貨ではなし得ないマイクロペイメントまたはマイクロチッピングという方法が普及することで、評価経済という新しい経済のあり方と既存の資本主義経済が共存できる社会がやってくるのではないでしょうか。