2019年度の国内ブロックチェーン活用サービス市場は171億円、2020年度には1,200億円の予測

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2019年度の国内ブロックチェーン活用サービス市場は171億円の見込み、2020年度には1,200億円の予測

株式会社矢野経済研究所が国内ブロックチェーン活用サービス市場を調査し、2019年度は171億円と2年前の5倍以上に急拡大していることを明らかにした。また同社は2020年には1,235億円に達すると予測している。

出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2140

調査対象は国内のIT事業者、ブロックチェーン関連スタートアップ企業等で、調査期間は201812月~20194月。調査方法は専門院による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査を併用したとしている。

ブロックチェーンが登場した当初は仮想通貨を基盤として金融機関を中心に注目されていたが、今回の調査が示すように、金融機関に留まらず、幅広い業界に置いてサプライチェーンや権利証明など、同技術の活用可能性が見出されつつある。

また今回のレポートの注目トピックとしてBaaS(Blockchain as a Service)ソリューションが挙げられている。BaaSとは、大手IT事業者を中心に開発が進められているブロックチェーン基盤からアプリケーションの構築まで支援するクラウドサービスのことであり、ブロックチェーン導入にかかる初期投資、市場への参入障壁が低くなることが期待されているサービスだ。

ブロックチェーンの積極的な活用に向けた技術的な支援体制が整いつつあり、今後多くのブロックチェーンサービスがBaaSを通じて開発されていくのではないかと考えられている。

また同社は以下に示すようにフェーズ別では実証実験が多いとしているが、2019年以降は商用化に向けた検証フェーズ、商用化フェーズに移行するのではないかとしている。

2022年度の国内ブロックチェーン活用サービス市場規模(事業者売上高ベース)は1,235億9,000万円に達すると予測する。2017年度~2022年度の5年間の年平均成長率(CAGR)は108.8%とみる。なお、フェーズ(段階)別では、実証実験が多いものの、2019年度以降、商用化に向けた効果検証フェーズや本格的な商用化フェーズへと進む案件が増えていくと考える。