資金はなくとも、知識があればファンドマネージャーに!分散型ヘッジファンドBetokenとは?
資産はあるけれど専門知識がない、専門知識はあるけれど資産がない。そんな両者をつなげることを目的にした分散型ヘッジファンドがBetokenである。※Betokenはイーサリアムブロックチェーン上のdApp(DeFi)であり、2019年7月1日にメインネットローンチ。
DeFiとは?という方は下の記事をご参照ください。
投資の決定は多数のマネージャーに依存し、また各マネージャーはBetokenの運用資産(以下AUM)の一部を用いてポートフォリオ管理をしていきます。
また個々のポートフォリオは、「Incentivised Meritocracy」と呼ばれる独自の意思決定システムでファンドレベルの投資決定にまとめられ、投資決定の管理は最も収益性の高い投資を行うマネージャーに継続的に再分配されるということです。
Betokenの特徴「誰でも参加可」「検閲耐性」「透明性」
Betokenの特徴の中でも「誰もが参加可」なヘッジファンドであるという点が特に注目すべき点です。それ以外の特徴である「検閲耐性」や「透明性」という点はブロックチェーンを用いたdAppsならではの特徴ですね。
各要素をもう少し詳しくみていくと
『誰もが参加でき、誰もが投資でき、誰もがファンドの決定を下し、良いものを作成すればそれに対する報酬を得ることが可能』
つまり、投資する資金がなくても専門的な知識さえあれば誰もがトップに上がることができるということです。
次に、Betokenはイーサリアムブロックチェーン上に構築されたdApp(decentralized application/非中央集権的なアプリケーション)なので、検閲耐性がある。つまりアンストッパブル(止められない)
そして透明性についてはオープンソースのスマートコントラクトで料金や条項が定められていることによって成り立っているということです。
Betokenでできることは大きく二つ
1つはマネージャーとして資産運用する「知識」を提供する。もう一つは投資家として「資金」を提供する。
ファンドマネージャーとして「知識」を提供する
Betoken内でマネージャーになる方法はとても簡単で、Betokenが提供するIAO(イニシャルアカウントオファリング/マネージャーアカウントを購入するということ)に参加するだけで、マネージャーの資格を得ることができます。
マネージャーになるために必要なアカウントは10米ドルから購入することが可能。IAOへの参加はコチラへアクセスし、メタマスク、Leger(ハードウォレット)、またはQRで購入可能。
投資家として「資金」を提供する
もう一方は資金提供する投資家としての立場をとる場合です。この場合はBetokenのAUMに資金(ERC20)を投資し、あとはその運用成績を眺めていれば良いだけです。
ただし現在はこの機能はまだ実装されていません。※Betokenは5月28日現在テストβ版であり、2019年7月にメインネットローンチを予定しております。
Betoken ニュース
2019年7月21日 「graphprotocol」統合→フロントの立ち上がり91.03%はやく
※graph protocolとは、特定のブロックチェーンデータを集計し、専用の接続を提供する中間サービスプロトコル
Betoken詳細
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