4月3日、Nifty Gatewayから「Nifty Gateway Wallet/ニフティゲートウェイウォレット」と呼ばれる新しいプロダクトがリリースされました。
今回はこの「Nifty Gateway Wallet」の概要について説明していきます。
Nifty Gateway Walletをざっくり一言で説明すると初心者でも安心して利用できる「NFTコレクター向けWallet」という印象です。
NFTとはノンファンジブルトークン、つまりブロックチェーンを用いた代替不可能なゲーム内のキャラクターやアイテムなどのアセットのことを示しています。様々な規格で作成されていますが、イーサリアム系だとERC721やERC1155などがそれに該当します。
目次
なぜわざわざNFTコレクター向けWalletを作成する必要があるのか?
そもそもの話ではありますが、なぜわざわざNFTコレクター向けのWalletを新たに作成する必要があるのか?その必要性を理解するためにまずNFT向けWalletの現状について概観します。
「NFT管理の複雑性」→「一般普及が難しい」
NFTを管理するWalletの複雑性はdApps新規参入の障壁になっています。この点に関しては例えば知人にブロックチェーンを用いたゲームなどを紹介したくてもその取引方法、管理方法を伝えるという経験したことがある方ならわかるかもしれません。
例えば秘密鍵(Private Key)と呼ばれるものの存在はブロックチェーンの仕組みを理解していないと理解が難しいものの一つです。
暗号資産取引所などではこの秘密鍵の管理をしなくても良いように取引所が一括管理をしています。しかし個人で資産を管理する暗号資産Walletはブロックチェーンへ保管している自身の暗号資産にアクセスするための秘密鍵を自身で管理しなければなりません。
この秘密鍵をなくすと、アセットへのアクセスがでいなくなるため、バックアップフレーズと呼ばれるシードも同時に生成するWalletなどがあります。
どちらにしても、この点についてはある程度ブロックチェーンとは何か?ということを理解していないと説明が難しいため、多くのユーザーが混乱している、または認識していないという印象を受けています。
この点以外にも
- 仮想通貨取引所登録
- 暗号資産(仮想通貨)購入
- メタマスク等のWallet作成
- トランザクションハッシュ
- イーサスキャンの確認
- 上記の秘密鍵管理
- ガス代
等々…
これらを1から理解して、作成していくことを考えるとゾッとしますよね。
Nifty Gateway WalletはNFT管理の複雑性を解消するか?
Nifty Gateway WalletはいかにNFT管理をブロックチェーンを知らない方でも使えるくらい単純な仕組みにするかを考えて作成されたものだそうです。
その特徴を以下の2点に要約できます。
- クレジットカードでNFTを購入可能
- Email &パスワードでサインアップ(Nifty Gatewayのアカウントを利用)
この上記2点がNifty Gateway Walletの他Walletとの違いです。
暗号資産に馴染みのない方にとっては難しい仕組みがNifty Gateway Walletの場合はすでに一般的になっているクレジットカードでのNFTを購入、サインインはEmailアドレスとパスワードで行えるようになっています。
以上を踏まえると上述した問題は以下のようになります。
- 仮想通貨取引所登録→仮想通貨を使用しないので、登録の必要なし
- 暗号資産(仮想通貨)購入→クレジットカード(法定通貨)で購入可能
- メタマスク等のWallet作成→EmailとパスワードでNifty Gatewayアカウント作成
- トランザクションハッシュ→NFT購入に仮想通貨を使用しない。
- イーサスキャンの確認→上記と同じく確認する必要なし
- 秘密鍵管理→Nifty Gatewayアカウントで管理されているので意識する必要がない。
- ガス代→クレジットカード購入時には必要なし
Nifty Gateway Walletのサンプルサイト「Rinkeby Legends」
Nifty Gateway Walletの使用方法を体験できるコレクティブカードゲーム「Rinkeby Legends」と言うサンプルサイトがオープンしています。
体験するにはまずNifty gatewayでアカウントを作成し、クレジットカードの登録を済ませてください。
登録後に上記サイトにアクセス、その後「Start Collecting」ボタンをクリックし、「Buy」をクリックするとポップアップが生じるので指示に従いウォレットを登録。
上の画像のように購入金額は$0.00です。そのまま「Comfirm Payment-$0.00」をクリックすると購入完了です。
あとはコレクションを選択して何が手に入ったのか中身を確認してみてください。(上画像)
興味がある方はぜひ「Nifty Gateway Wallet」を触ってみてください。多くのプロジェクトが導入することが前提となりますが、NFT市場拡大する上で重要な役割を担う可能性のあるプロジェクトと言えるのではないでしょうか。
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