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【Avalanche準備編】MetaMaskの設定方法・Avalancheウォレットの使い方

昨年の夏から盛り上がりを見せたDeFiはEthereumからはじまり、そのガス代の高騰や、トランザクションの問題からBSC、HECO、Polygon、Solanaへと広がりを見せていきました。

そして今、DeFi市場で注目を集めているのがAvalancheです。

そしてAvalanche Foundationは、多くのアプリケーションを導入するための1億8000万ドルの流動性マイニングインセンティブプログラムである「AvalancheRush」を発表しました。

EVM互換のため、AAVE、Curve、SushiSwapなど様々な有望プロジェクトがAvalancheに参入してきています。

【Avalanche準備編】MetaMaskの設定方法・Avalancheウォレットの使い方

ここからはAvalancheのdAppsを触ってみたい人向けに、

  1. MetaMaskの設定方法
  2. Binance→MetaMaskへの送金

について解説していきます。

また複雑ですがAvalancheWalletを使用した送金方法も捕捉として説明しました。

※2021/09/23の18時時点でBinanceからの出金が中断されています。

1.MetaMaskの設定方法

MetaMaskをAvalanche Networkに設定します。

まだMetaMaskを持っていないよという方はこちらの記事を参考にしてください。

MetaMask/メタマスクの導入(Google Chrome)MetaMask/メタマスク パソコンでEthereum系のコインを管理する際のデファクトスタンダードといえるMetaMask。 保...

※AvalancheはBSCなどと比べると少し複雑なので、MetaMaskを使ったことのない人にはあまりお勧めできません。

Metamaskのネットワークから「カスタムRPC」をクリックして、Avalancheネットワークの情報を入力します。

  • ネットワーク名:Avalanche Network
  • 新規 RPC URL:https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
  • ChainID:43114
  • 記号:AVAX
  • エクスプローラー:https://snowtrace.io/

公式サイト(英語)にもカスタムRPCの設定方法が書いてあります。こちらも合わせてご覧ください。

https://support.avax.network/en/articles/4626956-how-do-i-set-up-metamask-on-avalanche

2. BinanceからMetaMaskへの送金方法

$AVAXは下記の取引所で入手することができます。

  • Binance
  • Huobi Global
  • Gate.io
  • KuCoin
  • など

Binanceで$AVAXを入手

今回はBinanceで$AVAXを購入します。

DeFiを触る上でBinanceがあると便利なことが多いので、まだ口座開設をしていない人はこの際に口座開設することをお勧めします。

今回はAVAX/BUSDで取り引きをおこない、AVAXを手に入れました。

Binanceの資産一覧からAVAXを探して、「出金」をクリック

画面右上の「ウォレット」をクリックして、「現物」を選択します。

すると画面中央に$AVAXが出てくるので、「出金」。

MetaMaskのアドレスを入力して、AVAXCで送金

アドレス欄にAcalancheネットワークのMetaMaskアドレスを入力します。

※送金する際はアドレスの入力に間違いがないか、よく確認してください。万が一アドレスを1文字でも間違えてしまうと、大切な資産を失うことになります。なので最初は少額からでもテスト送金することをお勧めします。

次に出金ネットワークでAVAXCを選択しましょう。MetaMaskに送金する際はAVAXではなく、AVAXCなのでご注意ください。

これで$AVAXをMetaMaskに送金することができました。

次にAvalancheウォレットを介したBinanceからMetaMaskへの送金方法も解説していきます。

Avalancheウォレットを介したMetaMaskへの送金方法

Avalancheには3つのネットワークが存在しています。

  • Xチェーン(エクスチェンジ)
  • Pチェーン(プラットフォーム)
  • Cチェーン(コントラクト)

例えば今回のようにBinanceからMetaMaskに送るには

Xチェーン→Cチェーン

の手続きが必要です。

そのために必要なのがAvalancheウォレットということです。早速下記のリンクから作成しましょう。

https://wallet.avax.network/

言語を日本語に

サイトに入ったら、右上の「English」をクリックして、「日本語」に変更しましょう。日本語に対応しているプロジェクトは多くないので助かります。

新規ウォレットの作成

日本語にしたら右側の「新規ウォレットの作成」をクリックします。

 

キーフレーズの生成をクリックして、24のキーフレーズをメモ

次にキーフレーズの作成に移ります。

キーフレーズは24の英単語です。1〜24の順番通りに英単語をメモしてください。

※これは自分の金庫の鍵のようなものなので、なくしてしまうと2度とご自身の資産にアクセスできなくなります。また他人に教えることも絶対にしてはいけません。最近では公式Telegramの中でカスタマーサポートを装って、シードフレーズを聞き出す例も増えているそうです。

メモした後に、再度キーフレーズを入力して記録したことを確認します。

 

 

ウォレット完成

これでウォレットが完成しました。次にEthereumにおける$ETHのように、Avalancheにとってのガス代として必要な$AVAXの入手方法、そしてMetaMaskへの送金方法を解説します。

3.Binance→AvalancheWalletへの送金

先ほどと同じような手順で$AVAXの出金手続きに移ります。

AvalancheWalletのアドレスを入力して送金

注意:Binanceから送金する際のAvalancheウォレットのアドレス

BinanceからAvalancheWalletに送金するにはXチェーンのアドレスを指定する必要があります。

「管理」画面中央右上の「X-avax」から始まるアドレスをコピーしてください。「Pチェーン」や「Cチェーン」ではないのでお間違い無く。

これでBinanceからAvalancheウォレットに$AVAXが移動しました。次に$AVAXをMetaMaskに移動します。

4.AvalancheWallet→MetaMaskへの送金

Avalancheの複雑な部分ですが、先程BinanceからXチェーンのアドレスに送金しました。しかし、MetaMaskに送るにはCチェーンに変換する必要があるのです。

Cross ChainでXチェーンからCチェーンに移動

  1. Avalancheウォレットの「Cross Chain」をクリック
  2. Destination Chainは「Cチェーン」を選択
  3. MetaMaskに送りたい数量のAVAXを選択
  4. 確認をクリック

これでAVAXがXチェーンからCチェーンに移動しました。次にCチェーンの$AVAXをMetaMaskに移動します。

MetaMaskのアドレスにAvalanche Walletから送金

  1. 画面左の「送信」をクリック
  2. 「Source Chain」は「Cチェーン」を選択
  3. 「Amount」に送付する$AVAXの枚数を入力
  4. 右側の「宛先」にMetaMaskのアドレスを入力
  5. 「CONFIRM」をクリック

以上でBinance→Avalancheウォレット→MetaMaskへの$AVAXの送金が終わりました。お疲れ様でした。

次はBridge機能についてご紹介しますので、お楽しみに!