OneDODOホルダーにエアドロップが実施されます
以前Rari pool#136におけるIchiチームのチームやコミュニティの同意を得ることの無くOneDODOトレジャリーとOneDODOユーザーに悪影響を及ばす複数のコントラクトを無断で実行しOneDODOトークンが大幅な価格変動を受けました。
それにより運営より1つのウォレットアドレスより最大900ドル相当のDODOトークンを受け取ることが出来ます。
このエアドロップにより影響を受けたプールでの900ドル未満のOneDODOを保有していたユーザーはその損失を完全に埋めることが出来ます。 もし900ドル以上のDODOトークンを保有してるユーザーは900ドル分までエアドロップを受け取ることが出来ます。
DODOとは
DODOプロアクティブマーケットメーカー(PMM)アルゴリズムを利用し、資本効率を高めるために構築された流動性プロトコルです。
PMMの凄さ
AMMは全てのトレードがオンチェーン上で1つのトランザクションで完結するためガス代を抑えるのにはとても適したシステムと言うことが出来ます。しかしAMMは全ての流動性を全価格帯に均一に配置するためからやや資本効率が悪くなってしまいます。そこで今までの伝統的な板取引形式とAMMを融合することで双方の課題を克服することに成功しました。
DODOチームによって開発されたプロアクティブマーケットメーカー(PMM)は、契約に応じた流動性を提供する高度な価格設定式を備えたオラクル支援アルゴリズムです。トレーダーは、AMMよりもPMMの方がスリップが少なくなります。
PMMの恩恵
PMMの恩恵としてもっとも大きいのはプールに流動性供給をする際にImpermanet Lossがほぼ発生しません。
Impermanet Lossというのは簡単に言うと預けた通貨ペアが価格変動によって割合が変動し価値を落としてしまうリスクがあるということです。
殆どのDEXはAMM方式を採用しているので流動性提供する際はこのリスクが付きまといます。
$DODOトークンとは
ガバナンストークンとして独自トークンの$DODOを発行しています。
このトークンの役割として
- ガバナンス権を得られる
- 取引手数料が割引される
- 配当を得られる
となっております。
新しい価格決定システムであるPMMのプロダクトであってトークンの価格の今後には目を見張る物があります!
経緯
2022年2月2日、ICHIチームによって、100万USDCがトレジャリーからRARIプール136へ移動されました。https://etherscan.io/tx/0xf7c131fed5204b4948572b95053ca643f14327605a0b9cc215f007b05dc89532
2022年2月4日、ICHIチームによって、200万USDCがトレジャリーからRARIプール136へ移動されました。
https://etherscan.io/tx/0xba65042306d3eb2d33b8007798e6cc7a794b2f8e98f52f50a1480bfcc745a797
2022年3月31日、ICHIチームは400万USDCを利用して400万oneBTCをミントし、RARIプール136へと移動しました。
https://etherscan.io/tx/0x72267219fd3c401915ef0b62d6f0798215f9156e8bc9a2cde8dc02bf544ee5f2
2022年4月11日Ichiトークンの高い担保率によりRARIプール136の清算が連鎖し、プール内で推定6400万ドル相当の不良債権が発生しました。
その中にはOneDODOトレジャリー由来の700万ドル相当のUSDCとoneBTCが含まれています。
清算イベント直後にOne DODOユーザーがDODOのEthereumとBSC上でoneDODO-USDCプールを利用してoneDODOを売却し、事実上の原資産との乖離が生まれました。
まとめ
今回はDODOのエアドロップの情報と一連の事件の流れを解説しました。
今回はICHIチームの勝手な行動によりこのようなことが起こってしまったみたいです。仮想通貨を触っている以上このような状況はこれからも起こりうるので注意したいところですね!
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