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DeFi

Internet Computer(ICP)でQ1中にもビットコインのDeFi運用が実現

BTC
Internet Computerのブロックチェーンは第1四半期中にビットコインネットワークとの直接統合を開始するという。2月22日付のDFINITYのブログによると、Internet Computerネットワーク上のDapps(Sonic、InfinitySwap、ICPSwap等)でビットコインを運用できるようになる目論みだ。

Chain Key暗号技術

ICP⇔BTC間の統合は「Chain Key暗号技術」を応用することでネットワークを直接統合する。発想は、ICP上にBTC台帳機能を構築し、この台帳上のアカウントにビットコインを出し入れすることでICP上にラップドビットコインを生成し、高速かつ低コストの取引を実現する。対応する秘密鍵はICPの計算ユニット(Canister)を保有するSubnetノード間でしきい値分散され、ICPのスマートコントラクトがBTCの送金に必要なECDSA公開鍵を持ち、すべての署名はマルチパーティプロトコルを使用して作成される。

トラストレスな接続・運用が可能

この方法は従来のブリッジのような仲介者に依存せず、トラストレスな接続が可能なため、優れたユーザーエクスペリエンスを獲得する。例えば、ユーザーが保有するBTCをInfinitySwapの流動性プールのビットコインアドレスに直接送金し、運用できるようになる。ラップビットコインの保有者は、残高を自分のビットコインアドレスに戻すことでいつでも接続を閉じることができる。

BTCのDeFiが実現

Sonic、InfinitySwap、ICPSwapが、Internet Computerブロックチェーンとビットコインとの直接統合の準備を進めている。Internet ComputerのBTCスマートコントラクトで、レンディングなどのDeFiオペレーションが可能になり、IC上でBTCのラップバージョンを作成し、SonicのようなAMM上で他のICトークンや、他のTerabethiaブリッジチェーン(Ethereumなど)からの資産と運用することも可能になるという。ICPSwapは、BTCを取引の基軸通貨として統合する予定で、まもなくICP/BTCやICS/BTCといったペアを設置するという。ビットコインの統合が成功すれば、Internet Computerが新たなDeFiハブとなり、BTCの大移動が起きる可能性も想定される。 リソース