今週、Polygonは「#DeFiForAll」の最終段階について発表しました。Polygonのみで構築されたdAppsを対象に、今後6ヶ月間で1,500万ドル相当のリクイディティマイニング(LM)インセンティブを提供します。過去にTVL増加に寄与してきたイベントであり、LPにとってAPR増加につながる機会でもあります。
DeFiForAll
応募要件はDeFiLlama にリストされていること、そしてPolygonから一度もLM(リクイディティマイニング)インセンティブを受けたことのないプロトコルであることです。
報酬を得るにはTVL が 指定された TWAP(時間加重平均値) を1 ヶ月間上回っている必要があります。DeFiLlama のスナップショットが毎日取得され、参加資格リストは週単位で更新されます。Polygonチームが承認後に資格のあるチームが報酬を得ることができます。その他の詳細は追ってフォーラムで更新されます。
Polygon ネイティブdApps
主要なネイティブアプリはこちらのリストから探すことができますが、代表的なものをご紹介します。
- Quickswap – 分散型取引所
- EasyFi-,レンディングプロトコル
- Polycat Finance – イールド・ファーミング・プラットフォーム
- Klima DAO-TCO2等、トークン化された炭素tのバスケットを表すインデックストークンを発行
- Polymarket-予測市場
Aaveの成功
昨年3月、イーサリアムのガス代高騰の中でAaveがPolygonでデプロイしたのが「#DeFiForAll」プログラムの始まりでした。リクイディティ・マイニング・キャンペーンは、DeFi活動促進のブートストラップ・メカニズムとして機能しました。昨年4月にAaveのLMプログラムにMATICトークンの1%に相当する約4,000万ドルを確保すると、わずか1ヶ月間にAave-PolygonのTVLは100倍の約50億ドルに成長。現在も20億ドルでトップを保持しています。ただし、プログラムの終了に向けて1月25日から2週間ごとに、報酬量が段階的に引き下げられます。
Uniswap V3キャンペーン
PolygonはまたUniswap v3に関する1500万ドルの12ヶ月間のLMキャンペーンを進めています。主な対象ペアは、ETH、BTC、MATIC、およびUSDT、USDC、DAI、FRAX、UST、miMATICなどの主要なステーブルコインです。この報酬の一部は各月の需要のあるアセットやPolygonネイティブなステーブルコインのプロジェクトに充てられています。このキャンペーンの報酬の一部は、今期中にプラットフォーム上で稼働する予定のCharm Finance、Perpetual Protocol v2、Popsicle FinanceなどのdAppsにも振り向けられます。