Curveの様にステーブルコインに特化したDEXのSmoothyがv2.0をリリースしており、イニシャル流動性マイニングが3月9日にスタートしました。3月11日時点に7,559万ドルが集まっています。
Smoothyの特徴:
Curveは1つのプールで最大4つのステーブルコインをサポートしますが、Smoothyは1つのプールでより20種類以上のコインをサポートできます。Smoothyのアドバンテージはおおむね、ここから派生しています。
一番の特徴は、金利の最大化です。Smoothyは常設流動性を10~20%の間で動的に管理しており、準備金の最大90%をイールドアグリゲータに振り分けます。流動性プロバイダーにとってはガバナンストークンの報酬や交換手数料に加えて、高い金利を稼ぐことができます。
Curveは2種類のスワッププールがあります。SUSDプールはスワップにのみ使用され、Yプールはスワップに加えて預金と金利機能を備えるものの、高いガス代がかかります。
Smoothyはソフト/ハードウェイトとボンディングカーブを用いたアルゴリズムにより計算を効率化することができ、ガス料金を既存のプロジェクト(CurveのyPoolやmStable)より80~90%低くできるとしています。L2に依存する必要がなく、コンポ―サビリティを維持する設計です。
トークノミクス
Smoothyはガバナンストークン(SMTY)を発行しますが、詳細は未公表です。流動性マイニングのテストラウンドとジェネシスラウンドは昨年9月に実施されました。現在のイニシャルラウンドは3月9日に開始しており、約21日間続きます。β版のスワップ利用アドレスも、何らかの形でエアドロップを受け取る可能性があります。
SMTY発行量の50%は、流動性マイニングを含むコミュニティに配布され、そのうち0.5〜1%が初期マイニングに割り当てられています。流動性マイニングの報酬はパブリックセール後に配布されます。プライベートセールはありません。詳細は後日発表となります。
セキュリティ
Peckshieldのセキュリティ監査を実施済み。今後も、より多くの監査を受ける目論見です。
現在、Smoothyはイーサリアムのみにデプロイされていますが、今後、Fantom、BSC、Hecoなどの他のパブリックチェーンに展開されます。
ソース:Medium