UMAとは?DeFiエコシステムを拡張するシンセティックトークン
UMAとはUMA独自のコントラクトデザインパターンとあらゆる資産の価格を追跡するオラクルメカニズムを用いてシンセティックトークン(分散型の合成資産)を作成することができる分散型金融コントラクトプラットフォームです。 合成資産とは、90年代に伝統的な金融市場に現れた金融商品のことで、TRSやCDSなどのリスク移転商品のことを指します。伝統的な金融商品とは異なりUMAはMakerDAOのCDPのように、スマートコントラクトに担保を預けることで誰もがシンセティックトークンを発行できるという点でとても興味深いプロジェクトです。 これまでのDeFiプロジェクトにもデリバティブ商品は存在しましたが、UMAの場合はS&P500やTSLA株、中国元、他の暗号資産、他のDeFiプロジェクトであるCompoundの金利といったあらゆる資産価格をオラクルを用いて追跡し、それらを元にしたトークンを自由に発行する事が可能です。つまりリスクを回避したい人(売りたい人)と、そのリスクを買いたい人をマッチングさせる市場(リスク移転商品)を創出するという事です。あくまでもDEX上でのP2P取引になるので、流動性という課題は抱えてはいますが。 UMA公式サイト:https://umaproject.org/index.htmlUMAはどのように機能するのか?
1.相反する取引予測をマッチングさせる



2.追跡している資産の価格変動に応じてマージン要件を満たす必要性

3.即時決済


UMAは何を作成することができるのか
シンセティックトークン(合成資産トークン)の発行
UMAシンセティックトークンビルダーを用いてあらゆるものの価格を追跡可能なERC20トークンを作成することが可能です。※価格フィードとDAIを預け入れする必要があります。またUMAシンセティックトークンビルダーは現在(2019年9月24日)Rinkebyテストネットで利用することが可能シンセティックトークンビルダーはどのように機能するのか?


シンセティックトークンで何ができるのか?
UMAのシンセティックトークンで一体何ができるのかという点ですが、これは応用次第で様々なことができるのではないでしょうか。公式によるアイデアが紹介されていたので、それをいくつかご紹介致します。- DAIを担保に人民元(CNY)価格にトラッキングしたトークンを作成し、中国向けのウォレットで利用する。
- テスラ(TSLA)株の価格をトラッキングするトークンを作成し、DEX(分散型取引所)で販売。→TSLA株をロングしたい取引相手がいれば、ショートする事が可能になります。
- S&P500のパフォーマンスを支払うPooltogetherのような宝くじdAppを作成する事が可能になります。※PoolTogetherとはみんなで共同で資金を出し合って得た貸出金利を誰か一人が総取りするというdAppです。金利だけが一人に配分され元本は出資者全員の手元に戻るようになっています。使い方については下の記事をご参照ください
- S&P500とCompoundの貸出金利をトラッキングするトークンを作成し、DAIの代わりにCompoundのcDAIを作成する事で利率(貸出)と利回り(投資収益)を得る事が可能です。
- Compoundの借入金利(変動します)をトラッキングするトークンを作成し、Compoundで借りている人が負っている金利リスクをヘッジできるようにする事が可能です。