IBM IoT ブロックチェーンサービスとは|AI、IoT、ブロックチェーンが可能にするヒトに依存しないビジネス
IBM Watson IoTプラットフォームブロックチェーンサービスという様々な技術が付随した結果なんとも長い名称となっているサービスを今回はご紹介する。
本サービスはその名称の通り、IBM社のWatson(ワトソン)=AI、IoT=モノのインターネット、ブロックチェーンの大きく3つの技術を用いたサービスを提供するプラットフォームである。これはIBM社のWatson IoTプラットフォームのエコシステム全体に信頼性と透明性をもたらすためにブロックチェーンを新たに加えたものと考えられる。
本サービスを利用することにより、プライベートチェーン(ビジネスネットワークを構築)を介してIoTデバイスでデータを送信したり、ビジネスイベントに応答可能となる。これにより可視性が向上し、分析提供、ビジネスプロセスの自動化、合理化を行い、サプライチェーンにおけるムダを最小限に抑えることを可能にする。
プライベートチェーンについては下の記事をご参照ください。
IBM IoT ブロックチェーンサービスが可能にすること
IoTでリアルタイムに取得したデータをブロックチェーンネットワークで共有可能
例えば製品の製造、流通工程における温度、位置情報、出荷状況などのリアルタイム情報をビジネスネットワークで共有することで、当事者が必要に応じて適切な行動を取りやすくなる。
Blockchain for Things/モノのためのブロックチェーン
ブロックチェーンを用いることで「通信の信頼性」が向上し、データの完全性・機密性・可溶性を担保させることが可能となる。サプライチェーンにおける安全かつ確実なデータをやりとりを可能にすることで可視性が高まり、ビジネスプロセスの自動化を高めることができます。
信頼の置けるネットワークを構築
信頼のおけるIoTデータによって、パートナーとの協力を確実なものにし、コンプライアンス要件を満たすことを可能にする。
トランザクション履歴を追跡
IoTとブロックチェーンを用いることで、製品やコンポーネントの正確かつ消えない履歴を維持することができる。
大まかに分けると以上のようなことがIBM Watson IoT ブロックチェーンプラットフォームサービスの特徴である。このような特徴を用いることで、ブロックチェーンの持つセキュリティの高さやロジスティックやシッピングにおけるサプライチェーンの最適化、製造元の特定などのメリットを享受することが可能となる。
より詳しい情報については以下の公式サイトをご参照ください。
IBM IoT Blockchain Service公式サイト:https://www.ibm.com/us-en/marketplace/iot-blockchain?loc=jp-ja