仮想通貨PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の将来性・特徴|金融機関発行、お金の本質に特化したステーブルコイン

ステーブルコイン

仮想通貨PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の将来性・特徴|金融機関発行、お金の本質に特化したステーブルコイン

仮想通貨Paxos standard(パクソス・スタンダード/PAX)とは金融機関が発行したはじめてのデジタル資産であり、USD(米ドル)にその価値を担保されているステーブルコインです。

ステーブルコインとは、価格変動の激しい仮想通貨の現状を改善するために、価格が安定するような仕組みを備えたペグ通貨のことをステーブルコインと呼んでいます。具体的には、米ドルなどの価格が安定した法定通貨を担保とすることで(1米ドル≒1ステーブルコインの関係を築く)、価格を安定させています。

今回紹介するPaxos standardは、ニューヨーク州金融監督局の監視下にある信託会社Paxosが発行したステーブルコインということで注目を集めています。発行日は2018年9月15日なのですが、発行後すぐの9月21日にBinance代表CZがコメントし、すぐに取り入れたことでも話題になりました。


本記事ではそんなPaxos standard(PAX)の特徴・将来性について説明します。

PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の最新価格・相場・チャート・評価

PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の特徴

ブロックチェーン・テクノロジーは、分散型台帳、非中央集権的な信用、スマートコントラクトなどの革新的な機能を実現させてきましたが、お金が持つ基本的な性質「価値尺度、交換(決済)、価値の保存」の3つの機能についてはまだ改善しなければならない課題(主に価格変動の大きさを原因とする)を抱えています。

また一般的に普及させるために仮想通貨で何ができるのか、どう便利なのかという必要性の認知向上をいかに図るかも課題になっています。

Paxos standardは「お金としての基本機能」に特化しており、法定通貨に代わる可能性を秘めた仮想通貨なのではないかなと思います。

基本的な仕組み

Paxos Standard(PAX)は、米ドル:PAX=1:1になるように1米ドルを預けると1PAX受け取り、1米ドル換金すると1PAX消滅するようになっています。そのため、入金された金額と市場に流通するPAXの総額が比例するようになっています。

この意味ではステーブルコインとして有名なTether(テザー)と似ていると言えます。しかし、PaxosはTetherとは異なり、ニューヨーク州金融監督局に許可された信託会社であるという点が異なります。

ニューヨーク州金融監督局によって規制・管理されている

Paxos はニューヨーク州金融監督局によって規制されたニューヨーク州銀行法に基づく信託会社であり、法に基づいた高い水準の管理がなされていると考えられます。そういう意味で、疑惑問題に晒されがちなTetherよりも信頼性が高いステーブルコインであるといえますね。

またPaxosが銀行ではなく信託会社であるという点も、ステーブルコインとしての機能を高めています。銀行の場合は、顧客預金を利用して利益を生むことが目的なので顧客預金が全て保管されているわけではありません。つまり「法定通貨:ステーブルコイン=1:1」の関係にはならないということです。

それに対して信託会社であるPxosは受託者として顧客預金を管理する立場なので顧客預金を完全に分離して常に保管しています。全ての米ドルはアメリカ合衆国の公社であるFDIC(連邦預金保険公社)に保管されるか、アメリカ合衆国の財務省によって保証されています。

なぜ法定通貨(米ドルなど)より便利なのか?

Paxos Standardトークンは交換、取引にも利用でき、送金も手軽にできます。最近のデジタル資産経済は流動的で、グローバル規模で展開し、そこにスピードの速さまで求められてきています。伝統的な銀行固有のシステムが弊害となり仮想通貨と法定通貨の交換がスムーズには行えないことが普及を阻害している一つの原因として考えられていますが、その問題に対して、Paxos Standardトークンは米ドルとをスムーズに交換ができるので、その問題に対処しているといえます。

改ざんが難しいとされるブロックチェーン上で安全で、素早く、手軽に価値を交換でき、価値の変動が法定通貨と同じように維持される仕組みなので、価値の保存にも適しています。何よりも規制金融機関にサポートされていることがPaxos Standardの強みといえそうです。

Paxos Standardの特徴・メリット

  • Paxos Standardトークンは、信託会社Paxosによって発行、消去されて米ドルとPAXの総額を比例させています。また第3者を挟まずにダイレクトにPAXを発行するので効率的な管理と低コストを実現しています。
  • PAX(ERC-20)はイーサリアムウォレットを使用して、誰に対しても送ったり、受け取ったりできます。イーサリアムプラットフォーム上で発行されたトークンなので、もちろん複雑な契約も自動処理するスマートコントラクト機能も利用できます。スマートコントラクトを利用することでヒューマンエラーを減らせるというメリットがあります。
  • PAXは米ドルに裏付けされた信用性の高い仮想通貨なので、世界中どこでも利用することができます。もちろん、取引相手が認知、了承されていれば、の話ですが。
  • PAXは年中無休24時間いつでもどこでも利用できます。

PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の詳細

備考:ERC-20トークン

発行日:2018年9月15日

公式サイト:www.paxos.com

ホワイトペーパー:https://www.paxos.com/wp-content/uploads/2018/10/PAX-Whitepaper.pdf

PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の評価

PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)の将来性

どうやって普及させるのか?

仮想通貨はまだまだ認知普及が進んでいないので、いかにその便利さを認知してもらうかが課題になってきます。すごく便利なのに、多くの人が知らなければ使える場所もなく…。ましてや日本においてはキャッシュレス化すらもあんまり普及していないので、全て電子決済で楽にお金を管理したいと思っていても、支払いできない場所も未だ多く、そんな時はわざわざATMへ行って現金をおろし、支払い後小銭が出るので、またATMへ入金…みたいなことになってしまいます。

PAXが周知されれば、とても便利な社会になるように感じるので、今後の活動にとても期待しています。

Paxos Standardのホワイトペーパーには、Early Use CasesとLonger Term Utilityの短期的な目標と長期的な目標にわけて、普及させるための計画を考えているようです。

短期的な利用用途として挙げられているのは例えば以下のような価格変動の小ささを利用した用途が考えられているようです。

  • 他のデジタル資産(他の仮想通貨、セキュリティトークンなど)の支払い方法として。価格変動の大きい仮想通貨は支払いタイミングというのがとても悩ましいところで、決済時の価格とその後の価格がわずか1日でも大きく変ってしまいます。それを回避するためにPAXに交換して支払うということが考えられています。
  • 仮想通貨に限らず、法定通貨などの他の資産も価格変動が激しくなることがあるので、その時のヘッジとして利用することができます。

などなど

長期的には、資産の移動や決済やエコシステム開発を検討しているようです。

PAXOS STANDARD(パクソス・スタンダード/PAX)のニュース

2019年4月 オントロジーブロックチェーン上に米ドルにペッグされたステーブルコインPAXPaxos Standard)発行を計画
2019年4月 PAXがKyber Network上で利用可能に

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