暗号資産プロジェクトWorldcoinのスマホアプリ「World App」を解説！

OpenAI共同創業者Samuel H. Altman氏が主導する暗号資産プロジェクト「Worldcoin」は2023年5月8日、ウォレット「World App」のローンチを発表しました。

この仮想通貨ウォレットアプリは、WorldcoinとEthereumの主要機能のみに焦点を当てることで、だれでも簡単で使いやすく設計されています。

この記事では、そんなWorld Appについて、公式ブログを参考に解説します。

今後より世界中に広まっていく可能性があるので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

World Appとは？

世界中の誰もがグローバルエコノミーにアクセスできるようにすることを目指すWorldcoinのミッションを実現するために、新しいウォレットアプリ「World App」がリリースされました。

このアプリは、EthereumとWorldcoinの機能にフォーカスし、簡単で使いやすく設計されています。

個人ごとに識別されたWorld IDを利用し、オンラインサービスへのアクセスやデジタル通貨の受け渡しを行うことができます。

World Appは、世界中の誰もが簡単に使えるウォレットアプリとして、今後も進化していくことが期待されます。

World Appの特徴を解説

World Appの主な特徴としては、以下が挙げられます。

1. World Idの認証
2. デジタルマネーの保管と送金
3. ワールドコイン・グラントの受け取り

 1つずつ解説していきます。

World AppのWorld IDを使用した認証システム

World Appでは、World IDを使用した個人認証が可能です。

World IDは、球体状の生体認証装置「Orb」を利用し、目の網膜をスキャンして作成されます。

まだ日本にOrbがないためWorld IDの作成は難しいですが、すべての国での普及に力を入れているそうです。

Orbで本人確認しすることで、名前やメールアドレスなどの個人データを共有せずに、ウェブサイト、モバイルアプリ、暗号Dappsにシームレスにサインインすることができます。

World Appでデジタルマネーの保管と送金が可能

World Appでは、デジタルマネーをウォレットに保管することができます。

世界中のライセンスを取得したパートナー企業（RampやMoonPayなど）によって、ウォレットへの入金や出金が円滑に行われるようになっています。

友人や家族など世界中の人々に、電話番号や暗号化アドレスを使って無料で簡単に送ることもできます。

また、World AppはUniswapプロトコルを使ったトークン取引をサポートしています。

World Appでワールドコイン・グラントの受け取り可能

対象国の人々は、このアプリを使ってワールドコイン・グラントを無料で受け取ることができます。

新しく請求が可能になるとアプリがお知らせし、ワールドIDを持つ認証済みの人であれば受け取りの請求することができます。

ベータ版の段階では、週単位で配布されますが、今年末のワールドコインのローンチ後は月単位に移行する予定だそうです。

実際のWorld Appの画面

実際のWorld Appの画面は以下のような感じです。

World Appの今後の展開を解説

World Appは現在、150万人以上の人々が参加し、月に50万人以上が利用しています。

平均で、毎日数十万のトランザクションやWorld IDのチェックが行われています。

今後は、Worldcoinの使命であるグローバル経済へのアクセスを誰にでも提供するという目標を実現するために、さらに多くの開発チームがウォレットを進化させていくことが必要だと述べています。

【まとめ】World App

本記事では、World Appについて解説しました。

今回のリリースにより、World Appは、多様な人々に使いやすい設計と、個人認証、デジタルマネーの保管と送金、仮想通貨の取引、そしてEthereumの機能を活用した機能を提供しています。

World Appは、分散型技術を活用したプライバシー保護のアイデンティティや、AIが資金提供するUBIへのパスなど、世界中の人々に可能性をもたらすことができます。

World Appの今後の展開に注目が集まります。