「HB WALLET」とは
HB Walletはbacoor株式会社が提供する暗号資産ウォレットです。
中国で開かれた「Blockchain Insight 2019」にて『最も価値のあるウォレット(most valuable wallets)』に選出され、ダウンロード数も全世界で25万を超えるなど人気が伺えます。
HB Walletにはウォレットとしての基本的な機能だけでなく、ユーザー間のコミュニケーションを促すような機能が搭載されており、特にコミュニティを重視しているのではないかと感じます。
本ページではHB Walletの機能を概観し、インストールなどに関しては別途ページを用意していますので、そちらで御覧ください。
マルチプラットフォーム・多言語対応
HB Walletはマルチプラットフォームに対応しており、iOS、Android、Windows、Macintoshでの利用が可能です。
対応している言語は英語、日本語、中国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、タイ語、ベトナム語の8つです。
将来的にEthereum系で最も選ばれるウォレットを目指しているだけありますね。
Ethereum ウォレット
Ethereum及びほぼ全てのERC20/ERC223トークンに対応しているとのこと。
HB DEX
HB Walletのデスクトップ版にはHB DEXというDEXの機能が搭載されています。
DEXとは分散型取引所(Decentralized Exchange)の略で、管理者のいない自律型の取引所を指します。ユーザーはHB DEXを利用すればEthereumのガス代のみで、暗号資産の取引を行うことができます。
ウォレット内で取引を完結できるだけでなく、取引手数料が無料というのも魅力的ですね。
チャット
アプリ版にはチャット機能が搭載されています。
チャット機能自体珍しいと思うのですが、HB Walletのチャットではメッセージの送信だけでなくETHやトークンなども送ることができるのです。
また、ETHやトークンを送るだけでなく相手に請求することができるのも面白い機能だと思います。
DAPPストアー
HB WalletにはDappストアーが用意されており、通常のDappsブラウザ搭載型のウォレットよりDappゲームがプレイしやすい環境が用意されています。
DAPPストアーではAppleのApp Storeの様にDappsゲームがリスト表示されています。
画面上部の検索機能を利用してDappsゲームを検索することも可能ですが、カテゴリーごとにDappsゲームのリストを眺められるのでまだプレイしたことのないものを探すのが面白いです。
DAPPストアーにはOpenSeaも表示されており、この画面でアセットのトレードまで行えるなど「世界一Dappsゲームに適した環境」という謳い文句への本気度が感じられます。
スウィープ
プライベートキーを利用し、トークンを移動させる機能が搭載されています。
この機能を利用すれば、ウォレット間の移動やアカウントの統廃合を簡単に行えるので重宝するのではないでしょうか。
その他の機能
ウォレット内でトークンを受け取れるエアードロップ機能や、暗号資産関連のイベント情報を検索できる暗号資産イベント機能などもあります。
HB Walletは単に暗号資産を管理するウォレットではなく、暗号資産を通したコミュニティの形成から発展までを行えるコミュニケーションツールの機能が搭載されているのです。
ロードマップ
現状デスクトップ版からの利用に限られているHB DEXですが、将来的にはモバイル版からも利用できるようにする予定があるようです。
また、マーケティング目的で割引券を配布する機能なども考えられているようです。