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レンディング/融資

DeFi無担保レンディングプロトコルのTrueFiについてご紹介

DeFi無担保レンディングプロトコルのTrueFiについてご紹介します。このプラットフォームでは、審査を通過した借り手が無担保でローンを組めることが特徴です。2020年11月以降、このプロトコルは2億ドル以上のローンを組成し、貸し手に170万ドルを提供していますが、デフォルトは一度も発生していないとのことです。

無担保ローン

TrueFiは、ステーブルコインTrueUSD(TUSD)を開発したTrustTokenによって構築されました。プロジェクトは、OTCデスクや取引所、その他の主要な業界プレーヤーや機関を対象に、高額の長期ローンを提供することを主目的としています。例えば、Alameda Research(FTX Exchange)は350万ドルのローンを利用しています。大規模プレーヤー向けの高額融資があることで、TrueFiの貸し手は長期的なリターンを期待できます。また、資本効率を高める取り組みとして、未使用の資金はCurveに提供されていることも、リターン向上に役立っています。

TrueFiは無担保ローンのリスクを抑えるために、審査済みの借り手のホワイトリストを管理しています。TRUステーカーが借り手の信用度を評価し、融資の承認に投票する形で決定権を持ちます。最終的に借り手が返済期日を守らなかった場合、TrueFiが法的措置を取ってローンを回収します。

TRUトークン

TrueFiはEthereumメインネットで稼働しており、ガバナンストークンTRUのインセンティブプログラムも開始しているので、ステーブルコインの預金から金利を得ることができます。TrueFiのTVLは8月14日時点に10億ドルを突破しています。

TRUトークンはレンダーやステーカーへの報酬として配布されるだけでなく、UniswapやBalancerの流動性マイニングプログラムを通じて配布されます。TRUトークンは供給量が 14億4000万枚に固定されており、3億7129万枚が配布済み。残りは以下の割合で配分されます。

TRUFi token TRU-tokens Detail

プロトコル上で借り手から得た0.25%の手数料収入は、TRU保有者が管理するトレジャリーに蓄積されます。

TrustTokenチーム

TrustTokenチームは、発行総額1億4000万ドルのステーブルコインTUSDを運営するチームです。同社は8月6日にAlameda ResearchやA16zが参加する調達ラウンドで1250万ドルを調達したことを発表しました。チームはこの資金をTrueFiの事業拡大に充てるとしています。

TrueFiのコードは、Slowmist社によるセキュリティ監査を受けています。TrueFiの開発は最終的に、TRUトークンを保有するコミュニティ主導で行われるようになります。

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