ArtBlocksとはアルゴリズムによってランダムに作品が生成されるジェネレティブアートです。Ethereum上にアルゴリズムや作品が保存されるNFTアートになります。
ジェネレティブアートという言葉はNFTで注目を集めるよりも前から存在していました。1960年ごろから既存のアートの文脈で使われていた言葉です。
ArtBlocksでユーザーが作品を購入すると、アルゴリズムに従ってランダムなアート作品が購入者のウォレットに届きます。そのランダム性と恣意性の少なさから注目を集めているのです。
実際にTyler Hobbsというアーティストの方の作品の一部は100ETHを超える値段で販売されており、執筆時点のOpenSeaの週間ランキングの1位にも登場しています。
ArtBlocks:自動生成の仕組み
まずクリエイターはArtBlocksにジェネラティブスクリプト、もしくはアルゴリズムをアップロードします。このアルゴリズムはEthereumブロックチェーン上に格納。この時にクリエイターは作品の発行総数と、発行する際の費用を指定するのです。
次にユーザーが作品を購入すると、指定されたアルゴリズムに従ってランダムにデザインや、色、背景が設定されて、作品が完成します。
つまりクリエイターもユーザーもどのような作品が完成するかは分からないということになります。それがArtBlocksの作品のランダム性と面白いところですね。
完成した作品はユーザーのウォレットに自動的に送付されます。
手数料体系:クリエイターに還元される仕組み
ArtBlocksではプラットフォームが販売価格の10%を手数料として受け取ります。
また、OpenSeaなどで二次流通が行われた場合にクリエイターは5%のロイヤリティを、ArtBlocksは2.5%を受け取ることになっています。
このように作品が一度売られた時だけでなく、継続的にクリエイターにも資金が入るのがNFTの魅力の1つです。
ArtBlocksの購入方法
ArtBlocksの購入方法は簡単です。必要なのはMetaMaskとETHのみです。メニューバーには「Curated Projects」「Artist Playground」「Factory」と書かれているのでこちらを先に説明しましょう。
- 「Curated Projects」
プラットフィームのビジョンを表す作品が選ばれています。 - 「Artist Playground」
「Curated Projects」に選ばれたアーティストが、その他の作品をリリースできる場所です。 - 「Factory」
「Curated Projects」に入る条件を満たせないアーティストもここで作品を発表できます。
このような区分になっており、特に「Curated Projects」は高騰しています。
それぞれをクリックすると「OPEN」となっている作品があり、こちらは現在ArtBlocks上で生成可能な作品です。もしこれら以外の作品を欲しい場合はOpenSeaで購入することになります。
一般的な購入方法は下記の通りです。
- artblocks.ioに入り、あなたMetaMaskを接続します
- 次にメニューバーから「OPEN」と書かれているプロジェクトを探しましょう
- 気に入る作品があったら、作品名をクリック
- 「購入」ボタンをクリックするとMetaMaskが開くので、トランザクションを承認します
- 取引が確認されると、ウォレットに自動的にジェネレーティブアートが届きます
ArtBlocks詳細
公式サイト:https://artblocks.io/
Twitter:https://twitter.com/artblocks_io
Discord:https://t.co/NyvH1RJXEe?amp=1
Medium:https://medium.com/the-link-art-blocks