TomoFinanceのガバナンストークンである$TFIがMEXC Globalに上場しました。
MEXCのKickstarterプロジェクトの第11回に選ばれており、合計60731432.10USDT相当の投票を受けて上場を成功させています。
https://twitter.com/MEXC_Global/status/1446781215516684293?s=20
TomoFinanceはTomoChain上のステーブルコイン発行プロジェクトで、発行される$TAIは1ドルに安定するよう設計。
この記事では
- TomoFinanceの概要
- TomoFinanceに登場する3種類のトークン
- TomoChainの最新動向
についてわかりやすく解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
TomoFinanceとは
TomoFinanceはTomoChain上のステーブルコイン発行プロジェクトです。
MakerDAOを参考にして作られており、TomoChainのネイティブトークンの$TOMOを担保として預けることで、CDPを作成し、ステーブルコインの$TAIを獲得することができます。
ユーザーは$TAIを返却して$TOMOを取り戻す際に、利息を払う必要があります。この支払った利息のうちの50%が$TFIで返却される仕様です。
$TFIはTomoFinanceのガバナンストークンであり、ステーキングすることでさらに$TOMO報酬を獲得できます。
3つのトークンが出てきたので少し整理しましょう。
$TOMO
$TOMOはTomoChainのネイティブトークンであり、TomoFinanceの担保として使用されるトークンです。TomoChainについては後ほど解説します。
$TAI
$TAIはMakerDAOが発行する$DAIを参考にして作られたステーブルコインです。1TAI=1USドルになるように設定されており、CDPというスマートコントラクトを活用して、$TOMOを担保にして発行されています。
$TFI
$TFIはTomoFinanceのガバナンストークンです。ユーザーは$TAIを返却した際に$TFIを得ることができ、さらにステーキングすることで$TOMOの報酬を獲得できます。
現在MEXC GlobalでTFI/USDTペアでの取引が可能です。
TomoFinanceの基盤となるTomoChainとは?
TomoChainはPosV(Proof ov stake Votiong)モデルを採用した低手数料・高速なブロックチェーンです。開発者が高性能のdAppsを構築できるようなプラットフォームを目指しています。
具体的には下記の3つの特徴があります。
高速なトランザクション
2000TPSというトランザクションスピードを誇っており、Ethereumのおよそ80倍の速度です。
効率的で低手数料
ガス料金を効率化するPosVというコンセンサスアルゴリズムを使用しているため、取引手数料はわずか0.001$ほどです。現状のEthereumのガス代が高騰していることを考えると大きなメリットの1つとなります。
利便性の高さ
TomoChainにはTomo Bridgeが存在しており、$ETHや$USDTなどさまざまなトークンをTomoChainにラップします。TomoPというプライバシープロトコルや、TomoZという$TOMO以外でガス代を支払う仕組みも。
TomoChainについてはこちらもご覧ください
TomoChainの最新動向
ここからはTomoChain関係の最新動向をお伝えします。特に重要なのがTomoChain上に登場したIDOプラットフォームです。
TomoChain上に存在するDEXにLuaSwapというものがあります。LuaSwapはEthereumとTomoChainに対応したクロスチェーンDEXであり、トークンのSwapから流動性供給、ファーミング、ステーキングが可能です。
LuaSwapの詳細はこちら
LuaSwapは先日LuaStarterというIDOプラットフォームを立ち上げました。
LuaStarterの第一弾はTomo Master DAOです。Tomo Master DAOはTomoChain上に構築された助成金プロジェクト。$tDAOトークンを保有するコミュニティメンバーの声を受けて助成金の運用方法を決定していきます。
https://twitter.com/LuaSwap/status/1445373908920659969?s=20
IDOプラットフォームの登場や、DEX、ステーブルコイン発行プロジェクトの登場によりTomoChainエコシステムはさらに発展していくと考えられています。
Zenismでは以前、TomoChain CEO のLong Vuong氏にインタビューを行っていますので、こちらも合わせてご覧ください!