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DeFi

GoogleやIBMも参加するHedera Hashgraphとは?

Hedera Hashgraphはいわゆる私たちの知っているブロックチェーンではありません。マイニングという工程をなくして、全く新しい分散型台帳技術を提供しようとしています。この技術はDAG(Directed Acyclic Graph)と呼ばれています。秒間10万トランザクションに対応できるようにデザインされており、VISAやマスターカードと匹敵するほどのスピードを実現。

また大きな特徴としてHedera HashgraphのCouncilがあります。中にはGoogleや、IBMなど大手企業が参加しており、Hedera Hashgraphの注目度の高さが見受けられます。

今年の2月にはHedera Token Srviceが開始され、誰もがHedera Hashgraph上でトークンの発行が可能になりました。

Hedera Hashgraphの機能は?

Hedera Hashgraphはゴシッププロトコルという方法を採用しました。

ゴシッププロトコルはネットワークのメンバーが新しい情報に気がつくと、その情報をランダムな他のメンバーに送ります。この情報を受け取ったメンバーはまだ他のランダムなメンバーに情報を伝達。これを全てのメンバーに情報が行き渡るまで続けます。

この情報は「ゴシップ」と呼ばれており、内容はトランザクション情報・デジタル署名・タイムスタンプなどです。

Hedera Hashgraphが他のプロジェクトと比べて特徴的なのは?

Hedera Hashgraphが特徴的なのはそのスピードです。上記で説明した技術の異影で、従来のブロックチェーンよりもはるかに高速な取引を実現します。具体邸には秒間10000を超えるトランザクションを実行可能であり、これはVISAカードなどのクレジットカードにも匹敵します。

セキュリティ面ではaBFT(非同期ビザンチンフォールトトレランス)を実現しているために安全性が高く、DDoSに強いという特徴を持ちます。

またメリットとしてスマートコントラクトに使用されているSolidity言語をサポートしています。これによりDeFiやNFTなど様々なdAppsに使用可能です。

Hedera Hashgraph上のプロジェクト

  • Acoer
    医療系のプロジェクト。Hedera Hashgraphを活用して、サプライチェーンを管理し、薬剤不足を解決する。
  • Agryo
    農業と金融をつなぐことを目的としたプロジェクト。Hedera Hashgraphを活用することで、透明性を担保しつつ、中小規模農家に融資を行う。
  • AdsDax:
    Hedera Hashgraphを活用して、既存の広告業界をより適切に透明性の高いものにするプロジェクト。

Hedera Hashgraphトークンとは?

Hedera HashgraphのHBARトークンはHBARの転送、代替可能および代替不可能なトークンの管理、データのログ記録などのネットワークサービスの支払いを行います。また$HBARはノードにステーキングすることで、ネットワークの安全性も保護します。

配分

入手方法

Binance、KuCoin、Gate.ioなどで獲得可能

チーム、投資家、パートナー

創設者のDr. Leemon Baird氏は、Hashgraph分散型コンセンサス・アルゴリズムの発明者であり学者でもあります。20年以上にわたるテクノロジーとスタートアップの経験を持つコンピュータセキュリティ、機械学習、数学の分野のスペシャリストです。

創設者兼CEOのMance Harmon氏もまた、多国籍企業、政府機関などで20年以上にわたり勤めてきた経験豊富な技術系経営者・起業家であるなど研究者であると同時に、さまざまな企業での実績があるメンバーがそろっています。

2018年に1億2000万ドルの資金調達を実施しており、Google、IBM、UCLなど様々な企業・機関がCouncilとして参加しています。

投資家
Council

まとめ

Hedera Hashgraphは既存のブロックチェーンとは別の方向性で高速かつ安全な分散型台帳技術を提供しています。その速度はVISAカードに匹敵する秒間10000件です。

チームメンバーは実績があり、なおかつ研究者としての経歴もあるほか、CouncilにはGoogleやIBMなど大手企業が参画しています。

また9月からは50億ドル相当の基金を準備し、DeFi・NFT・CBDC・BCG等のさまざまなアプリケーション向けにHederaネットワークの開発を進めるとしています。