「和らしべ」代表井元氏インタビュー| 暗号資産で物が売買できる Eコマースプラットフォーム

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ETHやALIS、ARUKなどの暗号資産でAmazonなどのECサイト内の商品を購入可能にするプラットフォーム「和らしべ」代表の井元氏にサービス内容、ソリューション技術、ビジネスモデルなどについて簡単にお伺いさせていただきました。今回はそのインタビュー内容をそのまま掲載致します。※さらっとサービス内容を知りたい方は下動画をご参照ください。

2020年1月27日現在クラウドファンディング実施中(明日1月28日まで)です。※下リンク

「和らしべ」井元氏インタビュー| 暗号資産で物が売買できる Eコマースプラットフォーム

Zenism(以下Z):さっそくですが、まずは簡単に「和らしべ」の概要と井元氏と長澤氏が本プロジェクトを始めたきっかけについてお伺いさせてください。

井元氏:私と長澤氏が和らしべ(暗号資産で直接モノが売買できるプラットフォーム)を創る理由は下記事で紹介しているのでよろしければそちらをご覧ください。

和らしべは用途のない暗号通貨でモノと直接売買できることを目的にしています。 実現する事で資産価値のない暗号通貨に価値を与えるほか、以下のようなことが可能になると考えています。

  1. ユーザーは価格のついた暗号通貨でモノが買えるので法定通貨を節約できます。
  2. 新規通貨発行事業者は交換業の認可を待たずに新規通貨の価格形成と流動性を確保できます。
  3. 実需に基づく売買は極端な価格変動が抑えられます。

Z:ありがとうございます、1についてもう少し具体的な事例をお伺いさせてください。 用途のない暗号通貨とモノを直接売買できるというのは、暗号資産経済圏と法定通貨経済圏を接続するということだと思うのですが、このモノについて具体的にどのようなモノとどのような形で取引可能にするのか教えて頂けますか?

井元氏:現在のビットコインを始めとする暗号通貨は個人商店や一部企業が決済を受け付けてる程度です。更にビットコインのみなど既に価格がついていますが、変動が大きく決済に向きません。 そこで我々は価格のついていない未上場の暗号通貨にフォーカスし暗号通貨が欲しい人と商品を買いたい人をマッチングする事で価格形成とモノと直接売買する事を実現します。 モノは世界最大ののECサイトのAmazonの欲しい物リストから選んで頂けますのでAmazonに掲載されている数億点の商品が購入可能です。

Z:AmazonなどのECサイト(法定通貨経済圏)と暗号資産経済圏を直接結びつけるというサービスを待ち望んでいたユーザーは多そうですよね。web3 Walletで管理している暗号資産を和らしべのスマートコントラクトを通じてユーザー同士が直接取引可能(ノンカストディ)だという認識なのですが、提供予定の4つのEコマース機能(代理購入マッチング、フリーマーケット、多通貨オークション、不用品一括買い取り)のUI/UXはどのようになっているのでしょう?取引成立に至るまでのストレスを解消するために工夫している点などはありますか?

井元氏:現在実装しているのは代理購入マッチングだけになります。代理購入マッチングは多通貨の暗号資産の価格が一目で分かる様に工夫しています。 バイヤーは商品を選んで頂くと、まず代理購入する意思がある事を申請します。(下画像参照)

※バイヤー:代理購入で欲しい暗号資産を取得する人、セラー:暗号資産と欲しい商品を交換する人

セラーは申請者から申請が来ると提示している通貨をロックアップします。 バイヤーはロックアップされた事を確認して商品を購入します。この時セラーは自分のロックアップした通貨を取り戻す事が出来なくなります。キャンセルしたい場合はバイヤーに伝えて返金してもらうか、運営に調停を依頼し返金されます。 バイヤーが問題なく商品を購入し、セラー側に到着しましたら、セラーはロックアップ解除してバイヤー側に送金されます。 仮にセラーがロックアップ解除しない場合は運営に調停依頼をかけ、ロックアップ解除し、送金出来る様にする事が可能です。価格設定はセラー側が設定できます。バイヤーは自分に有利な条件の通貨や欲しい通貨を選んで商品購入を行う事になります。(下画像参照)

Z:この点についてもう一点確認させてください。 調停依頼という最終手段が用意されていますが、可能な限り調停依頼の件数は少ない方が好ましいのかなと感じます。バイヤー、セラー間のコミュニケーションを円滑にするためにどのような機能が用意されているのでしょうか?またその現状と見据えている課題について教えて下さい。

井元氏:購入申請されますと、バイヤーとセラーがやり取り可能なメッセンジャー機能が付いている部屋へ移動します。 そちらでお互いにコミュニケーションを取って頂き、キャンセルや返金のお願いもそちらでのやり取りになります。 メッセンジャー機能で現在どこまで進んでいるか経過も確認出来ますので安心して取引が可能です。 今後はお互いを評価する仕組みも必要と考えておりますので随時機能追加予定です。

Z:和らしべが提供するこれらのサービスを国内で実現させる上で必要だった技術についても教えて頂けますか。

井元氏:和らしべに必要だった技術ですが、一つはノンカストディを実現させる為にスマートコントラクトを使った複数通貨の同時エスクローで運営が直接顧客の資金を管理することなく、P2Pで個人間で直接売買取引ができる技術「ワラシベエスクロー」。

そのほか日本円ステーブルコインであるWJPYを和らしべが開発しましたが、こちらは和らしべの管理下に置くわけではありません。誰もが自由にWJPYを発行し、ステーブルコインによる経済活動が可能となります。 こちらの記事(下記事)に詳しく書いてますのでご参照ください。

あと、SSIという概念も取り入れています。これによって古物商許可を持っている人と持ってない人を容易に判断でき、信頼して取引出来る人かどうかを判断する材料にする事が可能です。古物商は警察の許可を得る必要がありますので反社組織や前科のある人は取れない許可です。暗号資産業界にいる詐欺を働く人は近寄り難い許可になります。また、今後このSSIを使い古物商にしか使えない機能などを追加していく予定です。※下記事参照

Z:和らしべのビジネスモデルはどのようになっているのでしょうか。

井元氏:和らしべのビジネスモデルですが、これはとてもシンプルです。 和らしべ内でしか使用出来ないポイントを発行し、それをETHもしくは法定通貨で購入頂きます。 その和らしべポイントは取引手数料として使用でき、モノとの取引に必ず必要になります。 手数料は現在5%頂く予定にしていますが、今後手数料を古物商を持ってる方だと低くなるなどのグラデーションを持たせる事も検討しています。

和らしべは最終的に完全分散型Eコマースを目指しています。その際のビジネスモデルはまだ分かりませんが、運営が和らしべの何か補助する機能を担ってビジネスにする可能性はあります。

Z:ありがとうございます。最後に暗号資産経済圏における和らしべの役割をどのように捉えているのか教えてください。※上述いただいている点もございますので、補足点などございましたらお願いします。

井元氏:和らしべの役割は暗号資産ユーザーの出口の一つとなる事だと思っています。 仮想通貨交換所だけでなく、モノが欲しくて法定通貨へ換金するので有れば直接和らしべで交換した方がお得なのでその様な方に使って頂きたいです。

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