今回は銀行とブロックチェーンをつなぐプロジェクト「Ramp Network」が提供するdApp「Ramp Swap」β版をご紹介します。2019年7月15日現在はまだβ版であり未完成の状態ですが今回はその現状をのぞいてみたいと思います。
また日本国内からのアクセスはdAppなのでもちろんできますが、実際に利用するにはUKの銀行口座が必要となります。今回はこのようなサービスがすでに開発中であるという事例として紹介させて頂きます。
Rampとは?という方は下の記事をご参照ください。
目次
Ramp Swap β版を触って内容をチェック
【事前準備】
Ramp Swapに実際にアクセスするためには、事前に以下のものを用意しておいてください。※UKの銀行口座を保有していないと本サービスは利用できません。
・インターネットに接続されたPC、またはその他端末
・イーサリアムウォレット(メタマスクやHB Walletなど)
メタマスク(PC)、HB Wallet(モバイル端末)の導入方法は以下の記事をご参照ください。
①Ramp Swap β版にアクセス+注意事項の確認
まずはRamp Swapにアクセスするために、公式サイトにアクセスします。
Ramp Swap公式サイト→https://swaps.ramp.network/
公式サイトにアクセス後に、「Continue with Metamask/メタマスクと接続」を選択して署名すると「Ramp Swap」に接続できます。(上画像参照)
その後表示される注意事項(上画像)をよく読み内容を把握して①のチェックボックスを確認してから②を選択。
もし承認せずアクセスもしない場合はその下の「Cancel and go back/キャンセルして戻る」を選択すると前の画面に戻れます。
②アプリにアクセス後に送られてくるメッセージについて(現在利用できるのはUK銀行口座を持っている人のみ)
日本国内からアプリにアクセスするとPaulinaさんから上画像のようにメッセージが届くので、その中身をチェックしておきましょう。
ザックリ翻訳すると、「どうやらUK以外からアクセスしているみたいだけど、まぁ大丈夫よ。でもね、これだけは覚えていてほしいの。このアプリはUKの銀行口座を持っているユーザーしか利用できないの。できるだけはやくサービスを他の国でも利用できるように…」という内容のことが書かれています。
つまり、現段階ではUKの銀行口座を持っている人だけが利用できるサービスということです。ですので、この記事を読んでいる多くの方が現状利用できないのだということをご理解頂ければと思います。
法定通貨とクリプトを交換する機能(ETHとGBPのスワップ)
アプリホーム画面の①「Transaction」タブを選択後に、上画面②「New Transaction」を選択すると法定通貨とETHのスワップ画面に移行します。
上画面が法定通貨と暗号資産(仮想通貨)のスワップ画面です。
2019年7月15日現在に利用可能な暗号資産は「ETH」一択、法定通貨も「GBP(英ポンド)」一択です。
しかし上画像に表示されているように、GBPの他にEUR(ユーロ)、USD(米ドル)の表記があり、さらにその下には「More Currencies coming soom/その他法定通貨はまもなく」とありますね。
また暗号資産側もETHの他にDAI、BATなどのERC20がサポートされるようです。
この法定通貨と暗号資産のスワップ機能を利用するには銀行口座の紐付けが必要なので次の項目では銀行口座の紐付けについてみていきます。
銀行アカウントの紐付け
銀行口座の紐付け機能は現在開発中で未実装の状態でした。この辺りもどの銀行がAPIの提供を行うのか今後気になるところですね。