デジタルペットのバトルアドベンチャーゲームのAxie Infinityは、現在イーサリアム上で最も収益性の高いdAapsの一つとなっています。
Axie Infinityの収益性
Axie Infinityは、Axieモンスターを繁殖・収集・バトル・トレードするもので、約30万人のデイリーアクティブユーザー(DAU)を抱えています。ゲームNFTのマーケットプレイスの手数料も急増しており、年間の累積プロトコル収益は1,800万ドルに達しています(Token Terminal)。過去30日間ベースのプロトコル収入でみれば、Axie InfinityはMakerやSushiswap、CurveなどのトップDeFiアプリを上回っています。
Axie Infinityの急成長は、独自のサイドチェーンであるRoninのローンチにより促進されています。UXの向上により取引が急増したことでAxie のゲームNFTは24時間で900万ドル以上の売上を記録しており、NBA Top ShotやCryptoPunksを上回っています(Cryptoslam)。デイリーアクティブユーザー数は4月末時点の38,000人から252,000人に増加。新規ユーザーの大半はフィリピンとベネズエラのユーザーと考えられています。
Axie Infinityへの関心拡大
Nikkeiによると、3児の父で喘息持ちの妻を持つ40代前半のフィリピン人、ギルバート・ジャロバさんは給料を補うため、副業としてAxie Infinityを利用しています。ジャロバさんはAxie Infinityを1日2時間以上プレイし、「SLP(Small Love Potion)」と呼ばれるゲーム内トークンをマイニングし、現地通貨やイーサリアムに交換することで、月に550ドルの収入を得ることができるという。こうした収益性が反響を呼んだのか、Google Trendsでも関心の高まりが観測されています。6月には[DeFi]検索を逆転させています。
今後、Axie InfinityのAXSステーキングが開始されるとプロトコル収益がAXSホルダーに還元されます。AXSのステーク報酬は、請求されてから1年間エスクローされ、エスクロー期間が終了すると権利が確定します。既にステーキングダッシュボードは構築されており、ツイッター上ではAxie Infinityへの期待が高まっています。