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NFT

キュートな猫のNFTコレクション「Tubby Cats」、発売から1週間でOpenSeaの取引量ランキング3位に

Tubby cats
2月末に公開されたNFTコレクション「Tubby Cats」は、良く考えられた発売プロセスにより暗号コミュニティを巻き込むことに成功しているようだ。NFTマーケットプレイスOpenSeaにおいて、Tubby Catsは週間取引量13675ETH(↑27%)でランキング3位、フロアプライスは現在0.54ETHとなっている。

Tubby Catsとは

Tubby Catsはイーサリアム上でアルゴリズムと手動を組み合わせて作成された20000点のNFTコレクションだ。そのデザインは完全にランダムではなく、120のテーマを軸に全体のコーディネートが構成されている。代表例に「探偵猫(Detective Cats)」がある。レアリティが配分されており、中には別々のアーティストによって作成された69の一点ものが含まれているという。

セール

NFTのブルーチップコレクションの多く(Azuki、BAYC、mfers、3Landers)は1万点だが、Tubby Catsの作品数はトッププロジェクトとしては珍しく20,000点となっている。Tubby Catsの初期発行は2月21日に開始され、最初の48時間は固定価格0.1ETHでVIPホワイトリスト向けに限定して、14000点が販売された。Nouns、Forgotten Runes、WassiesなどのNFTコレクションのホルダーが、ホワイトリストに登録できたという。 また、Tubby Catsの一般セールは1,000枚ずつバッチ公開することでレアリティを公平かつランダムに設定することに成功している。セール参加者は購入後すぐにNFTを見ることができたこともあり、レアなNFTを狙う層の熱狂を一定期間持続させたと見られている。

マーケティング

Tubby Catsはインフルエンサーの限定NFTを作成しており、e Girl CapitalのCL207を始めとするTwitterプロフィール画像にも掲載されている。Ratwell氏によると、以前のCL207の猫のイラストからTubby Catsコレクションの着想を得ており、多くのアーティストと発展させていったという。 Tubby Catsは権利フリー(cc0)であるため、デザインの二次使用が可能。既に、NFTに適した仮想世界「Webaverse」でTubby Catsの3Dアバターが登場するなど、副次的な盛り上がりも見せている。