Apricot Financeは、Solanaをベースとした次世代プロトコルで、ユーザーにレバレッジを効かせたイールドファーミング機能を提供すると同時に、ダウンサイドリスクを最小限に抑えるためのツールを提供します。Apricot Financeは10月19日にメインネットローンチしており、すでにTVLは$273,352,582、ローンの組成額は$139,075,562となっています。
Apricot Financeを際立たせる3つのプロダクト
「Apricot Lend」はユーザーに資金の貸し借りを可能するユニットであり、プロトコルのベースレイヤーです。選択した暗号資産を貸し出しプールに預けたユーザーは、利息を得るか、その資産を担保にして他の資産を借りることを選択できます。Lendのユニークな点はクロスマージンであることです。つまり、ユーザーは担保資産が属しているプールに縛られずに、Apricotマーケット上のあらゆる資産を借りることができます。
X-Farm(クロスファーム)では、最大で約3倍のレバレッジをかけたファーミングができます。ユーザーはプールのベース資産に制限されずにあらゆる暗号資産を担保として預けることができ、流動性提供の報酬を得ることができます。スワップの必要がないため、ユーザーは課税イベントを避けて合理化に利用できます。X-Farmが最初に提供するプールはステーブルコインやETH・BTCなどにペッグした資産が中心で、インパーマネントロスのリスクを抑えることができます。
Apricot Assistは、レバレッジ機能によって追加の利回りを得ながら、リスクを管理することができます。プラットフォーム上で発生するリクイデーションの総量を大幅に減少させるためのルーツです。ユーザーはポートフォリオのレバレッジを自分で設定し、特定水準を自動デレバレッジのトリガーターゲットとすることができます。Assist Simulatorでは資産の清算リスクを視覚的に判断することができます。
Apricot Financeは資金調達ラウンドで400万ドルの投資を獲得。ガバナンストークンに関する情報は公開されていませんが、9月のテストネットロ―ンチ時にDiscordでテストネットフィードバックを提供した方にアプリコットNFTを配布しました。遡及的エアドロップを実施する際になんらかのクレジットとなる可能性があります。
メインネット版コードは現在、Halborn Securityのセキュリティ監査を受けており、監査終了まではクローズドソースとされています。