DeFiオンチェーンアイデンティティARCxの「DeFiパスポート」が専用ファームから申請可能になりました。申請には初期費用として250ARCX（約229ドル）と、申請要件「30日間以上のウォレット保有」、「5つ以上のアドレスとの取引履歴」、「最低0.01 ETHのガス支払い」の3つをクリアする必要があります。DeFi Passport保有者はまず、250 ARCxトークンをステークしてstARCxを受け取り、片面ファーミングを開始できるようになります。
ARCxのDeFiパスポート
ARCxはDeFiパスポートの発行を通じて偽名のオンチェーンIDを強化する分散型スコアリングプロトコルです。ARCxのビジョンは、ネイティブのステーブルコインであるSTABLExを介して、様々なDeFiアセットに対してクレジットを発行する、ガバナンスが最小化された中央銀行を目指しています。将来的にユーザーはクレジットスコアに基づいた動的な条件を利用して借入れできるようになります。
DeFiパスポートを受取るには、arcx.moneyにアクセスし、ウォレットを接続し、250 ARCXトークンを送信して順番待ちリストに参加する必要があります。ステークしたARCxは1年間ロックアップされます。DeFiパスポートでてきることは以下のとおりです。
- Arcxのローンチパートナーによる高APYのイールドファーミングへの独占的なアクセス権
- 低い担保比率での借入
- 別途特典へのアクセス
クレジットスコア
クレジットスコアはイーサリアムアドレスのオンチェーン行動分析に基づいて発行されます。クレジットの初期スコアの採点は以下の項目について0～999で行われます。
- Compound / Maker / Aaveに6か月以上ローンを組んでいた
- 清算履歴がない
- 高担保率で大きな担保ポジションを維持
- 市場のボラティリティが高い日に積極的にローン返済をした
今後ARCxはDeFiパスポートに、イールドファーミング、エアドロップ、ガバナンス、トレーダーのスコアなど、さらに多くのスコアを追加する予定です。例えば、エアドロップを捨てずに保持し続けているユーザーは忠誠心があるとみなされ、他のプロトコルからさらにエアドロップを受け取ることができます。
ガバナンストークンARCX
ガバナンストークンARCXの一部は今年初めのトークンセール（Phase1,2）で配布されました。現在、xSUSHI、ibETH、STABLExの流動性マイニング（Community）を通して配布されています。初年度は、最大で10,000ARCxトークンが配布され、以降のインフレペースはARCx保有者の投票によって決まります。ARCxトークンセール直後のトークンの割り当ては以下の通りです。
ARCXホルダーは、ネットワークで獲得した収益を管理するトレジャリー（24.1％）の管理に投票することができます。
ARCxの投資家にはDragonfly Capital、#HASHED、Alameda Researchなどがあります。
