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DeFi

Avalanche-Ethereum Bridgeの使い方を解説

追記:2021/11/19
こちらの記事は1つ前のバージョンの記事です。最新情報はこちらの記事をご覧ください。
https://zenism.jp/projects/avalanchebridge/2021/09/28/

Avalanche-Ethereum BridgeはAvalancheとEthereumの2つのエコシステムの間を自由に資産が移動可能にするものです。

このブリッジの登場により、AvalancheのDeFiエコシステムは拡大し、既存のDeFiプロジェクトがAvalanche上でdAppsを立ち上げる際の障壁が取り除かれるのに加えて、より早く、低手数料な取引が可能になりました。

このブリッジを構築したのは、ブロックチェーン開発グループのChainSafeで、ChainBridgeの安全性はConsenSys Diligenceによって監査されています。

Avalanche-Ethereum Bridgeの仕組み

https://aeb.xyz/#/tutorials

まずユーザーはWrapped ETH(WETH)、ERC20、ERC721の資産をEthereum上のChainBridgeコントラクトにロックします。

そうすると同等のトークンがAvalanche上で発行されて、アドレスに送られるという仕組みです。

具体例を見てみましょう。もしあなたがAvalanche上のdAppsでWETHを利用したいとします。

WETHをChainBridgeコントラクトにロックすると、同等のトークンがAvalanche上で発行されます。そしてAvalanche上のdAppsで利用可能になるのです。

そもそもAvalancheとは?

AvalancheはEthereumよりも安くて速いブロックチェーンで、Ethereumの競合とも言えます。

作ったのはAva Labsで、Emin Gün Sirer氏が主導。メインネットは2020年9月にローンチされました。20億円ほど資金調達を行なった後に、さらに45億円ほどAVAXトークンで調達しています。

SushiSwapやdYdXなど多くのプロジェクトがAvalancheに参加しており、今後も注目の集まるプロジェクトです。

Avalanche-Ethereum Bridgeの使い方

Avalanche-Ethereum Bridgeを使用する手順を読んでいる方は、すでにMetaMaskにAVAXトークンが入っている状態だと思います。

まだこれからだよという方は、MetaMaskにAVAXを入れるために下記の手続きが必要です。

  • Avalanche Walletを設定
  • BinanceなどでAVAXを入手
  • 手に入れたAVAXをAvalanche Walletに移動
  • Avalanche Wallet内で手続きをいくつか行い、MetaMaskに移動

ちょっと複雑ですがAvalancheの性質上このステップを取る必要があります。

画像付きで詳しく解説しているので、こちらの記事を参考にしてください。

Avalanche上のDEXで取引量の最も多いPangolinについて解説Pangolin概要 PangolinはAvalanche上のDEXです。 Uniswapと同様のAMMモデルを採用しており、特徴に...

ではAvalanche-Ethereum Bridgeを使用してEthereumからAvalancheにトークンをブリッジする方法を2通りみてみましょう。

事例1:ETHをAvalancheに送る方法

Avalanche-Ethereum Bridgeのサイトにアクセス

https://aeb.xyz/#/transfer

Connect Metamaskを選択して自身のウォレットを接続

この時にMetaMaskはEthereumメインネットである必要があります。

Wrap Tokenを選択して、ETHをラップする

ネットワークをEthereumにして、トークンと数量を選択して、Wrap Tokenをクリックします。

Transferを選択して、AvalancheネットワークにWETHを移動します

  1. Home networkをEthereumに
  2. Destination NetworkをAvalancheに
  3. トークンをWETHで選択し、数量を入力
  4. I want to send funds to my addresにチェックを入れる
  5. MetaMaskのAvalanche ネットワークのアドレスを入力
  6. Start TransferでEthereum→Avalancheへ移動を完了します

これでWETHがAvalancheネットワーク上にブリッジできました。

次にETH以外のERC20トークンを送る方法を見てみましょう。

事例2:ERC20を送る方法

こちらは先ほどのTransfer以降の手続きと全く同じです。

  1. Bridgeのサイトにアクセスして、Transferタブをクリック
  2. MetamaskはEthereumメインネットに設定
  3. Destination NetworkをAvalancheに設定
  4. 移動したいERC20トークンを選択
  5. I want to send funds to my addresにチェック
  6. MetaMaskのAvalanche ネットワークのアドレスを入力
  7. Start TransferでEthereum→Avalancheへ移動を完了します

Avalanche-Ethereum Bridge詳細

公式サイト:https://aeb.xyz/#/transfer