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分散型取引所/DEX

【2021年9月更新】MDEX取引所でステーキング報酬を獲得する方法を徹底解説!メタマスク接続方法も

MDEXとは何か?

MDEXはHuobi Eco-Chain(通称Heco)とEthereumをベースにした分散型取引所(DEX)です。運営は大手のHuobiで、流動性マイニングと取引マイニングの「デュアルマイニングメカニズム」が特徴です。

【2021/09/18:追記】
2021年4月からBSCにも対応しています。

UniswapのようなAMMを採用し、Hecoならではの取引手数料の安さを兼ね備えています。

MDEXはCoinMarketCapのDEXの中で取引高1位(執筆時点)です。UniswapやPancakeSwapを抑えて首位に躍り出ていることから、中華系のDEXの強さを伺わせます。

MDEX-ランキング1位

 

【2021/09/18:追記】
DEX機能だけでなく、IMO(Initial MDEX Offering)やDAOを提供して、より高品質なサービス提供を目指しています。また今後はEthereumのレイヤー2、OKExChain、DOT、NEAR、およびその他のパブリックチェーンをサポートする予定です。

DeFiは一般的に操作が難しいとされており、なおかつHecoは日本語の情報が少ないです。この記事では2021年に急激な盛り上がりを見せた、MDEXのはじめ方をご説明します。

MDEXでデュアルマイニングを始める方法

MDEXは先日ご紹介したUniswapに比べると少し手順が多くなっています。というのも日本人の場合、Hecoで使用できるHT(Huobi Token)が、HBTCという取引所でしか購入できないためです。またHecoに対応するためにMetamaskの設定を少々変更する必要もあります。

【2021/09/18:追記】
HBTCはBHEXへとリブランディングしましたが、実際の手続き画面に目立った変更はありません。

  1. HBTCで口座開設
  2. MetamaskをHeco対応に
  3. HBTCからMetamaskにHT(Heco)を送金
  4. MetamaskをMDEXに接続
  5. MDEXでHTを流動性供給したい通貨(2つ)に交換
  6. 流動性供給してLPトークンを受け取る
  7. LPトークンのステーキングを行う

1.HBTCの口座開設

HBTCは日本ではあまり馴染みがない取引所かもしれません。HBTCはHuobiの元CTOが設立した暗号資産取引所で、OKEXやHuobiなど大手の取引所から出資を受けた企業が母体となって運営しています。

HBTCの口座開設の手順は以下の通りです。

1-1.無料登録を行う

HBTCに無料登録を行います。メール/パスワードはご自身で設定していただきます。その後、「認証コードを発送」をクリックすると設定したメールアドレスに6桁の認証コードが届くので、それを入力します。

HBTC–無料登録

1-2. 本人確認(5分くらいで確認が終わります)

次に本人確認作業に移ります。画面右上の人型アイコンをクリックし、「アカウント設定」をクリックすると下記のような画面になります。

HBTC-アカウント設定
  • 取引パスワード
  • Google認証
  • 本人確認

上記の3つを行いましょう。本人確認は免許証/パスポートなどから選ぶことができます。手順に従って写真を送ってから5分程度で認証されました。

お疲れ様です。これでHBTCの準備が整いました。

次にMetamaskをHecoに対応させていきます。

2. MetamaskをHeco対応に

MetamaskをHeco対応にするにはBSCと同様に、自分で設定する必要があります。

まだMetamaskを持ってないよ、という人はこちらの記事を参考にしてください。

MetaMask/メタマスクの導入(Google Chrome)

【2021/09/18:追記】
モバイルだとTokenPocketがMDEXに対応しています。スマホをご利用の方はTokenPocketをご利用ください。詳細はこちら

2-1. メタマスク の「設定」から「ネットワーク」を選択し、「ネットワーク追加」

「ネットワーク追加」をクリックすると、下記の画面になるので、それぞれの空欄を埋めていきます。

Metamask-ネットワーク設定

空欄はそれぞれ下記のように書き込んでください。ここからコピペしても大丈夫です。

  • Network Name:HEC-Main
  • NewRPCURL:https://http-mainnet.hecochain.com
  • ChainID:128
  • 通貨記号(オプション):HT
  • ブロックエクスプローラーのURL(オプション):https://scan.hecochain.com

「保存」を押すと、MetamaskがHECOに対応するようになりました。

次は設定したMetamaskにHBTCからHT(Huobi Token)を送ります。

3. HBTCからMetamaskにHT(Heco)を送金

次にHBTCからMetamaskにHT(Huobi Token)を送金します。ポイントはチェーン名を「HECO」にして送金することです。

3-1. HBTCに国内の取引所からBTCを送金

CoincheckやbitFlyerなど国内の取引所からBTCをHBTCに送ります。この際にアドレスを間違えないように注意してください。

3-2. HBTCでBTCをHTに交換

HBTC内でBTCをHT(Huobi Token)に交換します。手順は国内の取引所と同様です。

3-3. HTをHecoに対応させてMetamaskに送金

次に交換したHTを先ほどHECOに対応させたMetamaskのアドレスに送ります。

重要なポイントはチェーン名を「HECO」にすることです。

HBTC–出金

もしERC20で先ほど設定したMetamaskに送金してしまうと、取り戻せなくなる可能性があります。まずは小額の送金で実験すると良いでしょう。

ご自身のMetamask内にHTが届いたのが確認できたら、次のステップに移ります。

Metamask–Account

4. MetamaskをMDEXに接続

こちらの手順は簡単です。MDEXのサイトに入り、右上の”Connect to a wallet”でHecoに対応したMetamaskを接続します。

4-1. MDEXのサイトに入る

MDEX–ホームページ

偽のサイトに入ってしまう可能性があるので、CoinMarketCap公式Twitterアカウントなどからログインしましょう。

4-2. 画面上部の”Swap”をクリックします

MDEX–Swap

4-3. ”Connect to a wallet”をクリックして、ウォレットを接続しましょう(今回はMetamaskを使用)

MDEX–”Connect to a wallet”をクリック

4-4. Metamaskを選択します

MDEX–Metamaskを選択

Metamaskのアカウントを選択して、”Connect”をクリックすれば、ウォレットの接続が完了します。

5. MDEXで流動性供給したい通貨(2つ)にHTを交換

ここからは手順が少しだけ多くなります。今回は作りたいペアがMDX/USDTなので、HTをそれぞれ交換する必要があります。

ウォレットには現在2HTほど入っているので、0.5HTずつMDXとUSDTに交換していきましょう。1HTは手数料として必要なのでとっておきます。

  • HT→MDX
  • HT→USDT

USDTも同じ手順なので、ここではMDXの場合のみを書いていきます。

5-1. SWAPをクリックします

MDEX–Swap

5-2. 交換するHTとMDXの数量を選択します

今回の記事では0.5HTをMDXと交換します。HTのところに0.5と数量を打ち込むと、自動的に同等の価値のMDXの数量が表示されます。

MDEX–HTとMDXの数量を選択

5-3. “Confirm Swap”をクリックします(最初はApproveが必要)

数量を決定したら “Confirm Swap”をクリックしましょう。はじめてMDEXで交換するトークンだった場合に”Approve”という作業が必要になります。

MDEX–“Confirm Swap”をクリック

お疲れ様でした。これでHT→MDXの手順が完了です。

この手順と同様にUSDTも交換しておきましょう。先ほどはHTを0.5だけ交換したので、同数の0.5だけHTをUSDTに交換します。

6. 流動性供給してLPトークンを受け取る

ここから交換した通貨のペア(MDX/USDT)を流動性供給してLPトークンを受け取ります。

6-1 “Pool”をクリックします

MDEX–Pool

6-2. “Add Liquidity”をクリックします

MDEX–Add-Liquidity

6-3. 同じ数の通貨ペア(MDX/USDT)を選択します

この記事ではMDX/USDTのペアを作り、同じ数量を指定します。

MDEX–通貨ペア(MDX/USDT)を選択

6-4. “Supply”をクリックし、LPトークンを受け取ります

MDEX–“Supply”をクリック

“Supply”をクリックすると、LPトークンをどれだけ受け取れるか確認する画面に移ります。LPトークンとはLiquidity Providerトークンのことで、流動性供給していることの証明書みたいなものです。確認できたら”Confirm Supply”を押して、流動性供給を完了しましょう。

MDEX–PoolToken

お疲れ様でした。これでMDEXにMDX/USDTペアの流動性供給が完了しました。

次に手に入れたLPトークンを使ってステーキングを行います。

7. LPトークンのステーキングを行う

LPトークンをステーキングすることで、預けた額に応じてMDXトークンが付与されるようになります。

7-1. “Liquidity”をクリック

MDEX–Liquidity

7-2. 先ほど流動性供給をしたペアの”Select”をクリック

7-3. MDX/USDTの「+」マークをクリック

MDEX–「+」マークをクリック

7-4. LPトークンの数量を選択(今回はMAX)して”Confirm”

MDEX–”Confirm”をクリック

7-5. 左側のYour Balanceの数量が増えたらMDXを回収できます

MDEX–バランスを確認

まとめ

お疲れ様でした。これでMDEXでの流動性供給からステーキング報酬の獲得までが完了です。

ここまでの手順をまとめると下記の通りになります。

  1. HBTCで口座開設
  2. MetamaskをHeco対応に
  3. HBTCからMetamaskにHT(Heco)を送金
  4. MetamaskをMDEXに接続
  5. MDEXでHTを流動性供給したい通貨(2つ)に交換
  6. 流動性供給してLPトークンを受け取る
  7. LPトークンのステーキングを行う

※投資は自己責任で、余剰資金で行うようにしてください。