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NFT投資の分散型コミュニティ Yield Guild Games|ゲーム内不動産を共有して収益をシェア

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ゲームをプレイして報酬を得る「play-to-earn」モデルを模索する分散型自律組織(DAO)にYield Guild Gamesがあります。投資家やプレイヤーが稼いだゲーム内通貨を集約し、ゲーム資産や仮想空間のデジタル不動産に再投資し、利益を還元するといったコンセプトです。

イールドファーミングNFT

Yield Guild Gamesは昨年秋にDelphi Digital、Scalar Capital、BlockTower Capital、Gumi Cryptos Capital、Ascensive Assets、Youbi Capitalなどから130万ドルの資金を調達しました。Gumi Cryptos Capitalの共同設立者であるMiko Matsumura氏は、「DeFi (分散型金融)やNFTにより、プレイヤーとその家族に利益をもたらすPlay-to-earn Guild(組合)が台頭する大きな可能性を秘めている」とGamesBeatにメールで語っています。

Yield Guild Gamesはそうした資金をNFT投資に充てています。例えば、ゲーム『Axie Infinity』のサバンナの88区画の土地を購入。また、『The Sandbox(上図)』の仮想不動産のパブリックセールで12区画の土地を購入しました。Yield Guild Gamesはこれら2つの投資に10万ドル以上を費やしており、今後の不動産運用で収益を得る計画です。

YGGのねらいは、『The Sandbox』、『League of Kingdoms』、『Axie Infinity』などのゲーム内アイテムを表すNFTを他のプレイヤーに貸し出し、利回りを獲得する手法です。これは「イールドファーミング NFT」とも呼ばれています。

Yield Guild Gamesはまた、利益を投資家とシェアするプログラムを採用しており、その配分はゲームプレイにより決まります。Axie Infinityの3つのアカウントを共有し、ゲーム通貨「Small Love Potion」を稼いでいます。現在1SLP=4セントの価値があり、DAOは累積400万SLP(約16万ドル)を獲得しており、280人のアクティブプレイヤー間で分配されています。興味のある方は、誰でもDiscordグループからGuild活動に参加できます。

Yield Guild Gamesは、世界最大の仮想世界経済のクリエイションを目指しています。世界中のプレイヤーがゲーム内資産を運用、販売、リースすることで収入を得ることができる「play-to-earn」モデルの普及に注力します。

・ソース:Venturebeat