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DeFi

流動性マイニングの報酬シェアを増幅する「Geyser(GYSR)」|Sensitrust(SETS)が使用

3月1日Sensitrust(SETS)が、Geyserプラットフォームを介してUniswapに上場しています。SETSの流動性プロバイダー(LP)は、Geyser(GYSR)トークンを使うことで、提供期間に比例して報酬の割り当てを増幅できます。

Sensitrustは顧客と専門家をマッチングすることで、新規プロジェクトの設計を支援するプラットフォームです。スマートコントラクトと人工知能とSETSトークンを使って、最適な協力者の検索をサポートします。

Geyser(GYSR)のブースター

Geyserプラットフォームは、開発チームをプロダクト構築に専念させるため、トークン分配面で流動性マイニングプールの設置を引き受けるプロトコルです。

Geyserはまた流動性プロバイダー(LP)向けに報酬シェアのブースト機能を2種類付加できます。

①各LPはUniswapで提供する期間に比例してSETSトークンの報酬を増幅することができます。LPトークンをGYSRにステークすることで「シェア×秒」を獲得。SETSトークンはこれを採用しており、当初の計画では15日間ステークすると1.25倍、60日間ステークすると報酬が2倍になる設定です。

②各LPは、GeyserにステークしたLPトークンを引き出す際にGYSRトークンを使用することで、SETSトークンの報酬を増幅することもできます。流動性の規模によって、必要なGYSRトークンの数量も変動します。SETSトークンはこれを採用していませんが、先日ご紹介したVesper.Finance(VSP)は現時点でこれを採用しています。

重要なポイントは、Geyserプールの報酬は固定されていることです。GYSRブースターを使って誰かが多くの報酬を受け取るほど、他者の報酬は減少します。クジラは長期間動かない傾向があるので、小回りの利くリテール投資家にとって有利な仕組みとなっています。

昨年にはAmpleForthがGeyserプラットフォームを使用しており、GYSRは一定のニーズに適っている様です。Geyserプラットフォームを使った流動性マイニングキャンペーンは、こちらで確認できます。Sushiswapの「Onsen」のような類似サービスは増えており、GYSRがどれほど普及するかは未知数ですが、定期的にチェックしておくと良いでしょう。

・ソース:GlobalNewsWire