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レンディング/融資

プロトコル・オウンド・リクイディティ導入のレンディングプロトコルSilo Financeが12月6日にトークンセールを実施

パーミッションレスで分離型のレンディングプロトコルSilo Financeが、12月6日にGnosisでトークンオークションを実施します。このオークションでは総供給量の10%を占める1億SILがリリースされ、オークションで調達する資金の85%がプロトコル・オウンド・リクイディティ(POL)となり、DAO主導のトレジャリーで運用されます。残りの資金は、貢献者への支払い、セキュリティサービスフィー、インフラストラクチャなどを含むSiloの運用費用に分配されます 。

Siloの無許可分離型レンディング市場

Siloでは外部プロトコルが自由にマネーマーケットを設置できるRariCapitalのFuseのような分離型レンディングモデルです。ユーザーは担保率50%まで借入が可能です。

Siloはワントークン・ワンサイロを採用し、各サイロはブリッジ資産(ETHなど)と一意のトークンの2つの資産のみで構成されます。ブリッジアセット(ETHなど)がプロトコル内の各サイロを接続するため、任意のトークンを担保に別のトークンを借りる場合は2つのサイロでポジションを保有して、ETHのエクスポージャーを減らし、ロング・ショートへのポジションを最大化します。資産のリスクを特定のサイロに制限することにより、他のサイロに保有されている資産にシステミックリスクを引き起こすことなく、新しいリスク資産を貸付市場で利用できるようにします。

Silo1medium.com/silo-protocol/introducing-silo-secure-money-markets-for-all-crypto-assetsより
プロトコル・オウンド・リクイディティ(POL)

プロトコル・オウンド・リクイディティ(POL)はDeFi2.0の主要な概念です。流動性マイニングのように流動性を募るのではなく、Silo自身が流動性を所有することで市場を形成し、安定資金に基づいたレンディングサービスを提供します。

調達した資金がプロトコル開発企業に渡ったICOとは異なり、Siloが調達した流動は常にコミュニティ(DA)の管理下にあります。DAOは流動性の運用に投票することができ、SiloのPOLに預けられた流動性は運用資金として機能してDAOのトレジャリーに運用益をもたらすのです。

Gnosis Auction

Gnosis Auctionはダッチオークションの最終落札価格で単価が統一される仕組みです。仮に自分が5ドル@と入札しても均衡価格が1ドル@となれば、自分も1ドル@を支払えば良いという。この仕組みは従来のIDO(BalancerのLBPなど)に比べて公正でフロア価格の形成に優れています。SILOのオークションに参加するにはホワイトリストに登録する必要があります。

Silo Financeのシードラウンド(金額非公開)の参加投資家は、Fei Protocolの創設者Joey Santoro、Fraxの創設者Sam Kazemian氏、Ammen(Reflexer)、BarnBridgeの共同投資家などのエンジェル投資家が中心です。特にイーサリアム・DeFiのステーブルコインのプロジェクトリーダーを巻き込んでいることについて、Siloの共同創業者のAiham Jaabari氏はコミュニティ形成とプロダクトの採用にフォーカスしていると述べています。

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