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DeFi

Method Finance( $MTHD )のNFT流動性マイニングについて解説

Method Finance
Uniswap V3 ローンチが5月に迫っています。重要な変更点の一つは、リクイディティプロバイダー(LP)を表すトークンがNFTになることです。この「V3 LP-NFT」について対応を表明しているxTOKEN( $XTK )やVISOR( $VISR )といったDeFiプロトコルの注目度が高まっています。今回はMethod Financeをご紹介します。

Method NFT Vault

Method Financeの『Method NFT Vault』は、流動性提供者がDeFiプロトコルのステーキングコントラクトに直接ステイクすることなく、流動性(LPトークン、ERC-20トークン、その他のERC-721トークンなど)を証明して報酬を得られるツールです。流動性プロバイダーはVaultで発行したMethod NFTで流動性の所有権を証明し、資産を自己管理し、同時に複数のマイニングプログラムから報酬を得ることができます。 Method NFT Vaultと連携するDeFiプロトコルは、「UniversalVault Standard」と呼ばれるものを実装する必要があります。スタンダードは現在、AmpleforthがGayserv2流動性マイニングで採用しているほか、Sushiswapとのパートナーシップを結んだとの記述もあり、採用が加速する可能性がありそうです。 以下の図は、Sushiswapへの流動性提供で取得したLPトークンを『Method NFT vault』に預け、SushiSwapからSUSHIトークンを受け取れるスキームとなっています。
Mediumより

ガバナンストークン MTHD

Method Financeのガバナンストークンは $MTHD です。3月31日からの3日間、BalancerのLiquidity Bootstrappoing Poool(LBP)で3000万MINTがスタートプライス0.16ドルで販売されました。$MTHD の発行上限は1億枚、年間5%がリリースされます。内訳は以下の通りです。
  • 30%:バランサーLBP
  • 25%:流動性マイニング報酬
  • 20%:流動性支給
  • 15%:開発/運用(24か月のライナーべスティング)
  • 10%:報奨金/助成金
Method NFTをミントした先着順の階層(ティア)に応じて報酬率が変化します。ティアを表す3段階のNFTはOpenseaで一般に取引されており、保有者向けのエアロップなどの特典もある様です。 Method NFTは、UniswapのMTHD / ETHペアに流動性を提供し、LPトークンをMethod NFTにステークすることで取得できます。同時に、流動性マイニングもスタートしており、Method NFTのティアに応じて1.5~2.5倍のブーストが効いています。

まとめ 

Uniswap V3対応のNFTソリューション」はある種のマーケティング用語ともなっている状況で、xTOKEN( $XTK )やVISOR ( $VISR )、Alchemist( $MIST )等の関連銘柄の価格は急上昇しています。憶測で買われている側面もあるため、購入する場合には事前に検証しましょう。なお、Method FinanceについてDocumentやGithubへのアクセスが見つからず、監査に関する情報は確認できていません。