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OptimisticRollupの概要:L2市場で注目を集めるロールアップ技術を解説

DeFiやNFTといえば最も有名なブロックチェーンであるEthereumが挙げられます。Ethereumには手数料の高騰やトランザクションなど様々な問題が指摘されてきました。

それらの問題を解決するためにロールアップと言う技術が注目を集めています。

ロールアップはEthereumのスクーリングソリューションの1つで、レイヤー2技術(以下L2)の1つです。中でもOptimisitc Rollup(以下Optimisitc)とzkRollupが有名です。

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この記事ではOptimistcについて解説していきます。

そもそもロールアップ技術とは

ロールアップはEthereumのレイヤー2スケーリングソリューションの1つで、Ethereumのスループットの向上や手数料削減を目的としています。

一般的にトランザクションをオフチェーン(L1の外部)で実行します。

これによりメインネット(L1)の負担を軽減し、手数料を削減、スループットを向上させます。

L1ではトランザクションに約110バイト必要だったのですが、ロールアップでは最大12バイトしかかかりません。

Optimisticとは

Optimisticは直訳すると「楽観[楽天]的な」という意味です(Wisdom英和辞典参照)。その名の通りすべてのトランザクションが正しいと言う前提で動作しています。

もちろん不正を働く人がいるわけなのでトランザクションに一定の調査期間が設けられています。これは最大で1週間ほどで、この期間にトランザクションにおかしな点があった場合に確認&さかのぼって修正をすることができます。

一定の調査期間があるおかげで、資金の移動に時間がかかることがデメリットとして挙げられます。またEVMに対応しているため従来のイーサリアムのプロジェクトが容易にOptimisitcを利用することができます。

もう少し詳しくOptimisticを見てみる

もう少しOptomisticを詳しく見ていきましょう。

流れとしてはL1からトランザクションデータをL2へ送ります。L2でシーケンサーが受信しそのトランザクションを正確に実行する事を約束し、実行します。

シーケンサーはトランザクションを正式に行う事を約束するために、担保として$ETHを預ける必要があります。仮にこのシーケンサーが不正を行った場合、誰かがトランザクションの有効性に疑問を示し、検証が行われます。

もし不正が働かれていた場合に、シーケンサーを預けた$ETHを失い、不正を指摘した人には報酬が支払われます。

つまり悪意を持っていたユーザは資金を失うと言うリスクを抱えており、逆に検証する人は間違いを指摘し、不正が防がれると報酬を得られると、「信頼とゲーム理論」によって成立しています。

オプティミスティックが注目される理由

オプティミスティックが注目される理由としてやはりEVM互換が挙げられます。もう1つのzkRollupの方ではEVM互換が限られているため、従来のEthereumプロジェクトが利用するのにハードルがあります。

一方でOptimisticはEVMに互換性があるため、実際にUniswapやSushiswapなどでもOptimisticベースのArbitrumが採用されています。

またOptimisticはデフォルトで計算を実行しないため、スケーラビリティーが最大10から100倍向上すると言われています。Ethereum創設者のVitalic氏は短期的にはOptimisticが大幅に採用されるだろうが、長期的にはzkRollupの方が採用されるだろうとコメントしています。

Vitalik氏が指摘するようにL2Beatを確認すると、現在L2でOptimistic Rollupが採用されている割合は、少なくとも70%を超えています。

まとめ

OptimisticはL2のスケーリングソリューションの1つです。既にArbitrumがL2の70%以上を占めており、Vitalik氏が指摘するように短期的にはOptimisitcの技術が大幅に採用されているのが現状だと思われます。

今年に関しては採用しやすいOptimisiticを使用したL2のプロジェクトが増えていくと予想されます。今年注目の技術の1つです。