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DeFi

Avalanche上のDEXで取引量の最も多いPangolinについて解説

Pangolin概要

PangolinはAvalanche上のDEXです。

Uniswapと同様のAMMモデルを採用しており、特徴になるのはネイティブ・ガバナンストークンのPNGの存在と、そのトークンがコミュニティに完全に分配されていることです。

Pangolinの特徴3つををご紹介

特徴1)早くて安い取引

Avalanche上に構築されているためガス代も数セントですみます。ほとんどCEXで取引しているような速さです。

2020年にAvaLabsによって立ち上げられたAvalancheは、イーサリアムの競合プロジェクトであり、カスタムブロックチェーンとdAppの作成を簡単にします。

ネイティブトークンの$AVAXは取引手数料の支払い、Avalancheのコンセンサスプロセスへの参加に使用されます。

特徴2)コミュニティ主導の開発

PNGトークンを使うことでコミュニティ主導でプロジェクトの開発を進められます。

次の特徴にも書いてあるとおり、トークンは100%コミュニティに配分されています。

特徴3)100%コミュニティメインのトークン配布モデルを採用

一般的にトークンはチームや投資家に配分されることが多いですが、チーム、アドバイザー、投資家に割り当てられるのではなくて、コミュニティに配布されます。

PNGトークンとは

PNGトークンは発行上限が5億3800万枚です。

配分は95%が流動性マイニングの報酬に、残りの5%が初期のエアドロップで使用されました。

流動性マイニングの報酬は4年ごとに配布されるトークンの量が半分になります。最初の4年間は毎日およそ17万PNGが配布され、4年後からは8万7000PNG、さらに4年後は4万4000PNGと減少していきます。

PNGトークンは主にガバナンスに使用されており、「流動性マイニングのプールの追加」や「Pangolinの手数料変更」などが投票で決められます。

投票に参加するには自分のウォレットにPNGを用意する必要があり、1PNG=1投票権です。

それではPanglolinについて詳しく見ていきましょう。

Pangolinの始め方:Avalancheは少し複雑です

通常のDEXと同じような流れなのですが、Avalancheゆえの複雑さがあります。Avalancheを利用する際には、Avalancheウォレットと、ネットワークの変更という手続きが必要だからです。この複雑さがBSCなどと比べてユーザーが入って来にくい理由になっていると思います。

1.アバランチウォレットを作成する

https://wallet.avax.network/

リンクからAvalanche Walletを作成しましょう。

1-1.CREATE NEW WALLET

1-2.言語を日本語に

1-3.キーフレーズの生成

1-4. 24のキーフレーズをメモ

このキーフレーズは必ず無くさないようにメモしてください。これは自分の金庫の鍵のようなものなので、なくしてしまうと2度とご自身の資産にアクセスできなくなります。

メモした後に、再度キーフレーズを入力して記録したことを確認します。

1-5.ウォレット完成

2.AVAXを入手する

https://coinmarketcap.com/ja/currencies/avalanche/でAVAXを購入可能な取引所からAVAXを購入します。今回はBinanceからAVAXを入手しましょう。

DeFiを触る上でBinanceがあると便利なことが多いので、まだ口座開設をしていない人はこの際に口座開設することをお勧めします。

今回はAVAX/BUSDで取り引きをおこない、AVAXを手に入れました。

3. アバランチウォレットに転送する

3-1.Avalanche Walletの「X-avax」から始まるアドレスをコピー

3-2.Binanceの資産一覧からAVAXを探して、「出金」をクリック

3-3.先ほどのAvalancheWalletのアドレスを入力して送金

送金する際はアドレスの入力に間違いがないか、よく確認してください。万が一アドレスを1文字でも間違えてしまうと、大切な資産を失うことになります。なので最初は少額からでもテスト送金することをお勧めします。

4.MetaMaskをAvalancheにセットアップ

Metamaskのネットワークから「カスタムRPC」をクリックして、Avalancheネットワークの情報を入力します

下記の情報をコピペするだけで大丈夫です。

  • ネットワーク名:アバランチネットワーク
  • 新しいRPCURL:https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
  • ChainID:0xa86a
  • 記号:AVAX
  • エクスプローラー:https://cchain.explorer.avax.network/

5.MetaMaskに表示するPangolin(PNG)トークンを追加します

5-1.MetaMaskの下側のトークンを追加をクリック

5-2.トークンコントラクトアドレスを入力

下記のアドレスを入力して、PNGトークンをMetaMaskで確認できるようにしておきます。

0x60781C2586D68229fde47564546784ab3fACA982

6.AVAXをAvalancheウォレットからMetaMaskウォレットに送信

ここはAvalancheならではなのですが、Avalanche Walletでチェーンを交換してからMetaMaskに送金する必要があります。

6-1.Cross ChainでXチェーンからCチェーンに移動

Avalancheウォレットの「クロスチェーン」をクリックして、Destination Chainとして「Cチェーン」を選択。MetaMaskに送りたい数量のAVAXを選択して、確認をクリックします。

これでAVAXがXチェーンからCチェーンに移動しました。

6-2.Metamaskのアドレスをコピー

6-3.MetaMaskのアドレスにAvalanche Walletから送金

「Send」をクリックして、ソースチェーンとして「Cチェーン」を選択。

数量とMetaMaskのアドレスを選択して、送金します。

さてこれで準備は整いました。次に具体的にPangolinで流動性マイニングをする方法を見ていきましょう。

7.AVAXの一部をPNGに

MetaMaskをPanglolinに接続します。その後に「Swap」をクリックし、AVAXをPNGに交換します。

8.AVAX/PNGペアの流動性供給

次に「Pool」をクリックして、AVAX/PNGペアで流動性供給を行います。

9.AVAX-PNG Liquidity Miningを実施

9-1.New PNGをクリックして一番上にあるAVAX/PNGの「Deposit」をクリック

9-2.Deposit PGL Tokensをクリック

9-3.ApproveしてからDepositで完了です

おつかれさまでした。

これでAVAX/PNGで流動性マイニングをしてPNGトークンを手に入れることができます。

Avalancheはチェーンやウォレットなどが少し複雑ですが、着々と開発が進んでいるプロジェクトの一つです。

Pangolin詳細:

公式サイト:https://pangolin.exchange/

Twitter:https://twitter.com/pangolindex