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DeFi

Platypus – Avalanche上のステーブルコインDEXがローンチ2日でTVL 8億ドル規模に急拡大

Stableswap

資本効率の高いステーブルコイン・スワップとシングルアセットの流動性提供を特徴とするPlatypus が Avalancheでローンチしました。Platypus(=カモノハシ)はローンチから2日間で8億ドル近くのTVLを獲得。PlatypusのPTPトークンの価格はIDO時から166倍以上のROIを達成しており、最も成功したAvalaunchアプリとなっています。

シングル資産の流動性提供

PlatypusPlatypusではシングル資産の流動性提供が可能であり、現時点でドルペッグのステーブルコイン(USDC.e、USDT.e、DAI.e、MIM)のみをサポートしています。流動性提供者は、リストされた4つのステーブルコインを預けることで、PTP(Platypus native token)を得ることができます。

さらに、PTPをステークすることでスワップから得られる0.01%の取引手数料をシェアすることができます。各取引のガス料金にはAvalancheのネイティブトークンAVAXが必要です。

従来のステーブルコインDEXとの違い

Comparion-between-Platyous-and-Legacy-AMM従来のステーブルコインDEXの多くはリクイディティプール・モデルで運用されています。流動性はアセットプール間で共有されないため、流動性が断片化されています。Platypusではすべてのトークンの流動性をプールの資産間で共有できるため、流動性の深さを増し、スリッページを下げることができます。

Platypusの発明は「Liability(負債)」という概念を取り入れたことです。流動性の総量に基づくのではなく、カバレッジ・レシオに基づいています。これにより需要と供給に応じて流動性プールの総量が有機的に変動することを可能にします。

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Platypusでは価格スリッページ(r)が、カバレッジ率を1(均衡)から乖離させる取引に対するペナルティとなり、反対に、均衡への収束方向の取引にはインセンティブとなります。*そのため、システムのカバレッジ率が平衡状態ではない時の入出金にも手数料が請求される場合があります。

PTPトークン

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Platypusは12月9日のAvalancheでのパブリックセールを実施。10,500,000 PTPをトークン価格:0.1ドルで売却し、総調達額は1,050,000ドルとなっています。現在、PTP=4ドルを超えており、稀釈後の時価総額は12億ドルとなっています。

ブースティング・プール

PlatypusではPTPトークンをステークすることで、ブースティング・プールから追加報酬を得ることができます。ブースティング・プールはCurveにヒントにVoting Escrow PTP (vePTP)というトークンを採用しています。vePTPはveCRVとは違いロック機能はありません。vePTPは1時間ごとに報酬率が増加する設計で、PTPの最大100倍の報酬を受け取ることができます。

platypus-backersPlatypusは、Three Arrows CapitalとDefianceが主導した資金調達ラウンドで、Avalaunch、CMS Holdings、またはHailstoneなどの一流の投資家と並んで、合計330万ドルを確保しました。チームはまた、アクセレレーターであるAvalanche Xから助成金を取得しています。