DeFiユーザー必見!RAIの流動性マイニングがスタート=ステーブルコインDAIの代替通貨

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ETHを担保とするステーブル資産RAIの流動性マイニングがスタートしました。今後、RAI借入者と流動性提供者に50%ずつ報酬が配分されます。22日時点のRAI / ETHプールの規模は6,775万ドルに上り、Uniswapで10番目に大きいプールとなっています。

RAIのスキーム

RAIは、ETHによってのみ裏付けられ、米ドルなどの外部価格にペグする必要なしに独自の価格安定性を維持するようにプログラムされた「ペグのないステーブル資産」です。ユーザーはコントラクトにETHを預けRAIを借り入れます。借入れたRAIには償還金利が適用され、145%の担保率を維持する必要があります。

RAIには「市場価格」と「償還価格」があります。後者は、RAIプロトコル内でロックされたETHとRAIの交換レートです。RAIの価格は任意の償還価格で始まり、市場価格が償還価格から逸脱するとアルゴリズムが償還率(Redemption Rate)を調節し、市場参加者にRAIを目標価格に戻させるよう機能します。

RAIの市場価格が償還価格を超えると償還率はマイナスになり、償還価格を下げます。これにより、RAI保有者に売却を促したり、ユーザーに担保を活用して生成させるインセンティブとなります。この調整は逆方向にも機能します。RAIの市場価格が減少すると償還率がプラスになり、RAIの借り手(ETHをロックしている人)はRAIを返済するか、アービトラージのために購入しようとします。これにより、理論的にはRAIの市場価格が償還価格と一致するようになります。

稼働状況

10月から1月にかけて行われた3か月間に渡るイーサリアム・メインネット上のデモ版「Proto RAI」では、612.000ドル相当のETHを担保に、52,000 PRAIが発行されました。PRAIの償還価格は2.015ドルでスタートし、デモ期間中にETHは約400ドル~1400ドルに350%増加しましたが、PRAIの価格は1.937ドル~2.06ドルの間の変動幅(4%未満)に抑えられました。

2月17日にメインリリースしたRAIは、3.14ドルの償還価格でスタートしました。現在、RAIの市場価格は3.2644ドル、償還価格が3.126ドル、償還レートは-0.002%となっています。10万ETHがロックされ、2642万RAIが発行されています。

トークノミクス

今後、RAI借入者と流動性提供者に50%ずつ報酬が配分されます。RAIを開発するReflexer Labsはガバナンスの最小化を追求しており、独自トークンFLXを「アンガバナンストークン」と呼び、配布を計画していますが、その詳細は明かされていません。

セキュリティ

コントラクトはOpenZeppelin、QuantstampとSolidifiedにより監査を受けています。ただし、監査はスマートコントラクトにバグがないことを保証するものではなく、チームは最大3万ドルのバグバウンティ制度を設けています。

RAIのねらい

多くのステーブルコインは中央集権化されたカストディアンに預けられた米ドルに依存しており、真にトラストレスなステーブルコインに対する需要は高まっています。

DAIを始めとするステーブルコインの多くは法定通貨にペグされていますが、コインの市場価格に影響を与える経済的インセンティブが限られます。一方のRAIは、ペグのない安定した資産が市場の力に応じて償還価格を変動させる方法を取ることで、ボラティリティを低減するように設計されています。これにより、RAIはブラックサーズデイのような暴落からユーザーの資産を保護します。

Reflexer Labsは、Pantera CapitalとLemniscapが主導する414万ドルの資金調達ラウンドを発表しており、 MetaCartel Ventures、The LAO、元MakerDAOチームメンバーなどが参加しています。昨年8月にはParadigmが主導した168万ドルの資金調達では、Standard CryptoやCompound の創設者Robert Leshnerやa16z出身のVariant FundのJesse Walden氏が参加しました。

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