仮想通貨0x(ゼロエックス/ZRX)の将来性・特徴|オフチェーン活用で取引処理を効率化、DEXのトークン流動性問題対応

DeFi(分散型金融サービス)

0x(ゼロエックス)とは、イーサリアム上の分散型取引所(DEX)などのDAppsを構築するためのプロトコル兼プラットフォームのことです。この0xをプロトコルとして利用したDEXを構築することで、従来のDEXが抱えていた問題を解消できると考えられ注目を集めています。

0x(ゼロエックス)が取り組んでいる課題は大きく3つ

  1. 分散型取引所内に存在するトークンの流動性問題
  2. 取引スピード
  3. 手数料の高さ

0x(ゼロエックス)はこれらの問題に取り組み、ERC20トークンの流動性を改善させるための仕組みを提供しています。

本記事では、0x(ゼロエックス)が取り組む課題、その解決案、仕組み。そして0xの将来性について説明します。

0x(ゼロエックス/ZRX)の最新価格・相場・チャート・評価

 

 

0x(ゼロエックス/ZRX)の特徴

そもそも分散型取引所(DEX)とは?

分散型取引所(DEX)とは、中央に管理者をおかなくても、自律的にシステムを動かし分散管理することができる取引所のことです。

中央集権型の取引所(コインチェック、GMOコインなど)では、秘密鍵の管理を取引所が行っています。ですので、手軽に利用できるというメリットがある一方で、取引所がハッキングされたり、内部不正などで保管している財産を失うリスクがあります。

DEXの場合は秘密鍵の管理を個々人で行うため、秘密鍵の管理さえしっかり行っていれば中央集権型取引所よりも安心して資産を保管することができます。

課題:トークンの流動性問題とは何か?

トークンの流動性問題とは、ざっくり言ってしまうと「買いたい人がいなければ、売ることができないし、売りたい人がいなければ買うこともできない=流動性が低い」という問題のことです。つまり売り手と買い手がおらず、取引高や売買数が少ない状態になってしまうことをそのように表現します。

このように流動性が低い状態になると、市場相場に対して価格が適切に反映されなくなってしまうという問題が生じてしまうのです。

DEXが抱える問題をどう解決している?

0x(ゼロエックス)の仕組み

0x(ゼロエックス)にはメイカー(売買注文する人)、テイカー(約定させる人)、リレイヤー(オーダーブックの管理人)という3つの役割にわけて、0xプラットフォーム上にエコシステムを構築しています。

取引時にメイカーの注文をまとめたオーダーブックをリレイヤーがオフチェーンで管理し、決済取引だけをブロックチェーン上に記録するようにしています。

従来型DEX抱える処理スピードと手数料の問題を解消する仕組み「off-chain order relay On-chain settlement」

0x(ゼロエックス)は「off-chain order relay On-chain settlement」という仕組みを使うことで、従来のDEXが抱えていた処理速度と手数料の問題を軽減させました。

off-chain order relay On-chain settlementとは、その言葉の通り、売買注文をオフチェーンで行い、決済のみをオンチェーンで行うことを示しています。

従来のDEXは全ての操作をオンチェーンで行っていたため、トークンの交換だけではなく、注文や修正、キャンセル等々全てに対して手数料(ガス代)がかかってしまいますし、認証の数が増えることで取引処理スピードにも影響していました。

0x(ゼロエックス)では、ブロックチェーン上でわざわざ記録しなくても良い情報(注文、修正、キャンセル等々)を、ブロックチェーンの外側で処理をすることで、それらの取引処理を承認する手間を省き、ネットワークにかかる負担を減らしたということです。

そうすることで、ブロックチェーン上での取引の数が減り、減った分だけ手数料を安くすることができますし、また処理する案件も減るので、取引数が多くて送金が詰まるというような現象が起きづらくなる=つまり処理スピードが速くなるということを可能にしたのです。

流動性問題の対策

0xプロトコル上で構築されるリレイヤーは他のリレイヤーにもアクセスすることができるので、メイカーの注文をリレイヤーが集約することで流動性を高めることができます。

リレイヤー(Relayer)とは、オーダーブックの管理人のことです。マーケットを作り出すには需要と供給をマッチングさせる場所が必要になりますが、このマッチングをさせる役割をリレイヤー(インセンティブとして取引手数料徴収権が与えられている)に任せています。ちなみにリレイヤーには取引を約定させる権利はないので、あくまでもオーダーブックの管理をしているだけです。(約定させるのはテイカー)

取引の流れをDEXを例にあげると、あるDEXで売りの注文を出した場合、その情報を0xネットワーク上のリレイヤーによって集約され、他のDEXを使用しているユーザーが受けることができる。という仕組みです。ですので、買い手と売り手を、特定の取引所内に限定して取引させるのではなく、同じエコシステムを共有している他のDEX内のユーザーとも交換ができるようにし、売り手と買い手の数を増やしているというところがポイントです。

売り手と買い手が増えれば取引高、売買数は増えるので流動性が高まるということですね。

0x(ゼロエックス/ZRX)の詳細

発行上限枚数:1,000,000,000ZRX

備考:ERC-20トークン

公開日:2017年8月11日

公式サイト:https://0xproject.com/

公式twitter:https://twitter.com/0xProject

ホワイトペーパー:https://0xproject.com/pdfs/0x_white_paper.pdf

ソースコード:https://github.com/0xProject

公式ブログ:https://blog.0xproject.com/latest

0x(ゼロエックス/ZRX)の評価

0x(ゼロエックス/ZRX)の将来性

0x(ゼロエックス)はDEX関連のプロジェクトですが、DEXが抱える問題である流動性問題、処理スピードなどは、0xだけが取り組んでいるわけでないので、今後どのように差別化を図っていくかがポイントになるのかなと思います。

流動性の問題は、0xの場合は複数のリレイヤーに協力させることで解消しようとしていますが、そもそもDEXを利用しているユーザーが少なければこの仕組みはあまり効果を発揮しません。それに対してBancorのように、準備金を事前に用意させることで、取引相手がいなくても必ず取引できるように仕組み化しているDEXもあります。

取引処理スピードに関しては、オフチェーンにすることで処理スピードをあげていますが、OmiseGoがplasmaを実装予定であることなどを考慮すると、将来的にそのアドバンテージは薄れてくる可能性も考えられます。

今後の課題として、0xだけではなく他のDEX全般に言える事ですが、DEXの利便性の向上、認知率の向上があげられるのではないでしょうか。秘密鍵などを意識することなく手軽に取引できるという点以外で、中央集権型の取引所を使うメリットはあまり無いのかなとも思いますので、一般ユーザーが手軽に取引できるような仕組みへと改善されてくれば、0xエコシステム内の取引高が増加してくるのではないでしょうか。

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