仮想通貨ICON(アイコン/ICX)の将来性・特徴|ブロックチェーン同士がHyperconnectされた世界を目指す

暗号資産(プロジェクト)

ICONは2018年1月24日にメインネットをローンチしたブロックチェーンプラットフォームです。仮想通貨であるICONを発行しており、単位はICXです。

ブロックチェーンプラットフォーム乱立時代に対応するため、それら異なるブロックチェーンを繋ぐ機能を持っています。LINEの子会社と合弁会社を設立したことなどでも注目されているプラットフォームです。詳しくはこちら

仮想通貨ICON(アイコン/ICX)の最新価格・相場・チャート・評価

 

 

仮想通貨ICON(アイコン/ICX)の特徴

特徴1:壮大なビジョン“Hyperconnect the World”

伝統的な国という枠組みを超えた経済圏を作り、コミュニティ間の経済摩擦を排除することで、結果として社会全体の効用を高めたいという大きな目標があるみたいです。

その目標を達成するためのブロックチェーンプラットフォームがICONなのですが、すべての人にICONを使ってもらおうとはそもそも考えてないんです。各々が好きなブロックチェーンを利用したままでも、それらをICONが繋ぐことでより大きな経済圏を作れるんじゃないかというアプローチです。

ICONには銀行、有価証券、保険、病院、大学などといった信頼できる組織からなるコミュニティがあるそうで、迅速な送金、医療に関する記録や学術的なデータの交換などといったちょっと未来っぽいことにも手が届きそうだと。

こういったコミュニティがあるので、資産や権利をトークン化するという手法による具体的な例も考えられています。トークン化の恩恵を受けるものとして下記のものが例示されているのですが、かなり幅広いです。

・通貨

・不動産や自動車などの有形の資産

・特許や著作権や商標などといった無形の資産

・選挙権や市民権などの法的権利

・DANデータや血液検査の結果

こうしたものがトークン化され、中央集権的なシステムで考えられる様々な障壁のないネットワーク上で流通する…それは国境とかもう関係ないですよね。

特徴2:ブロックチェーン同士を繋ぐこともできる

ICONのネットワークは下記の5つの要素で構成されています。

1 Community

ここでいうCommunityとは、共通の統治システムを持つ異なるノードで構成されたネットワークです。例えば金融機関、政府、学校、eコマースのプラットフォーム、医療機関、Bitcoinやイーサリアムを一つのCommunityとして考えることができます。当然ですが、Communityの環境や特徴に応じて、それぞれの構造やノードの大きさは異なります。
また、Community単位での合意形成や意思決定を行うことで、異なるブロックチェーンを実装したりコンセンサスアルゴリズムを選択したりできます。後述するICON RepublicからCommunityは独立したものとして尊重されるので、ガバナンスに関しての干渉などはありません。しかし、ICXの発行や報酬に関してはその例外のようです。

2 C-Node(Community Node)

C-NodeはCommunityの構成要素で、合意形成や決定を行いCommunityの統治に影響を与えます。個人と法人の両方がC−Nodeになれるようです。ノードポリシーはそれぞれのCommunityのメンバーによって決められるとのこと。

3 C-Rep(Community Representative)

これはCommunityの代表であり、同時に後述するICON Republicの統治にも関わります。トランザクション承認とICON Republicのガバナンスに関する投票権を持っています。Communityごとに選出され、ノード単位での変更も可能です。

4 ICON Republic

異なるCommunityを繋ぐチャンネルとしての機能を担う存在で、C-Repと後述するCitizen Nodeによって構成されます。ICON RepublicのガバナンスはC-Repの投票を通して行われ、これによって非中央集権化を図っています。ICON RepublicはそれぞれのCommunityのガバナンスに関して干渉することはできません。しかし、ICXの発行などには関与するようです。

5 Citizen Node

誰でもローカルチェインに作られたDAppsを通しCitizen NodeとしてICONへ参加することが可能です。ICON Republicの構成要素ではありますが、そのガバナンスに関しての投票権はなく、ただトランザクションを行えるだけです。しかし、特定の条件がクリアされた場合にはC-Repに選出されることもあり、その場合はICON Republicのガバナンスに関わることが可能です。

上記4のICON Republicが異なるブロックチェーン同士(ICONでいうところのCommunity)をDEXでリアルタイムに繋げることができます。ICONの目指すプラットフォームの形には欠かせない存在ですね。

特徴3:loopchain

ICONはloopchainというブロックチェーンを使っているそうです。このloopchainのお陰でハイパフォーマンスでリアルタイムなトランザクションや、先進的なスマートコントラクトが実装できているそう。

コンセンサスアルゴリズムはLFT(Loop Fault Tolerance)という、BFT(Byzantine Fault Tolerance)ベースのアルゴリズムが使われています。このためフォークする可能性がなく、コンセンサスのファイナリティが保証されているそうです。従来の確率的合意では一応確定している決済でも覆される可能性が全く無いとはいえないに対し、ファイナリティが存在するのであれば金融機関などがプラットフォームを利用しやすいでしょうね。

特徴4:強力なスマートコントラクト

ICONにはSCORE(Smart Contract On Reliable Environment)というスマートコントラクトがあります。

SCOREはICONが採用しているloopchainが提供する、強化されたスマートコントラクトです。SCOREはブロックチェーンの処理とは別でリアルタイムに処理されるので、もしこのスマートコントラクトに問題が発生したとしても、ブロックチェーン自体は問題なく可動し続けることが可能です。

このSCOREの特徴の一つが、バージョン管理です。通常スマートコントラクトを更新する場合、データの移動が必要になります。しかしこのバージョン管理によって、更新する際にデータ移行をする必要がなくなり、簡易で迅速な更新が可能になっています。

仮想通貨ICON(アイコン/ICX)の詳細

公開日:2017年9月19日B

公式サイト:https://icon.foundation

公式ブログ:https://medium.com/helloiconworld

仮想通貨ICON(アイコン/ICX)の評価

様々なブロックチェーンプラットフォームが開発されていますが、ICONは既存のブロックチェーン利用者や組織を取り込める可能性があります。後発だからこそ考えられる手法で面白いですね。

ブロックチェーンプラットフォーム同士だけでなく、現実とブロックチェーンをHyperconnectすることも目指しているICONなので、本当に普及した場合にはすごく便利で面白い世界になると思います。

韓国版Ethereumと呼ばれることがあるらしいですが、”○○版Ethereum”という呼び方は使われすぎている感があります。後発のプラットフォームはいかにBitcoinやEthereumとの差別化を図りシェアを伸ばすかということを考えているのに、正直そういった呼び方自体どうなのかなとも。しっかりとプラットフォームの特徴に注目してみれば、ぞれぞれの個性が見えてもっと面白いと思います。

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