Lino Network(リノ・ネットワーク)の概要・動画コンテンツクリエイター、視聴者の収入モデルについて

暗号資産(プロジェクト)

Lino Network(リノ・ネットワーク)の概要・動画コンテンツクリエイター、視聴者の収入モデルについて

Lino Network(リノ・ネットワーク)は、動画コンテンツ制作者が抱える収益面での課題解決を目指す価値共有コンテンツエコノミー(Value-sharing Content Economy)」を促進することを目的としたブロックチェーンプロジェクトです。

Lino networkの注目すべき点は、ブロックチェーン間の相互運用性を可能にするCosmos SDKを用いていること、またLinoが運営しているプロダクト「DLive」の存在です。

DLiveとは、Linoネットワーク上に構築されているライブストリーミングDApp(分散型アプリケーション)であり、Youtube登録者数世界一を誇るPewDiePie(ピューディーパイ)が20194月からDLive上で独占配信を始めたことで話題となりました。2020年の5G到来とともに予測されている動画全盛期を見据えたdAppプロジェクトとして着目できます。

ZENISM
ZENISM
https://zenism.jp/news/dlive-news/2019/04/12/

Linoが提唱する価値共有コンテンツエコノミーとは?

価値共有コンテンツエコノミー(Value-sharing Content Economy)とは、コンテンツ制作者、視聴者、その他の貢献者が公平に持続成長可能な形でインセンティブを受け取ることができるエコシステムであるとし、そのための3つの基本原則を掲げている。

原則1:プラットフォーム側はクリエイターが得る収益から手数料等を天引きしないこと

Linoの原則では、インセンティブを最も受け取るべき対象はコンテンツ制作者であり、その点を重視することでプラットフォームの長期的な成長戦略維持に繋がると考えている。この考えからLinoブロックチェーン上のアプリが視聴者とコンテンツ制作者間における支払いからマージンを受け取ることを禁じている。

原則2:全ての関係者(貢献者)に報酬を与えること

Linoブロックチェーンを用いる全ての開発者やインフラ提供者、バリデーター、視聴者に対しても十分な報酬を与えることで、アプリの長期的持続性を持たせることができるという考えから、全てのステークホルダーの貢献度を記録することで、それにお応じた報酬を与えるよう設計されている。

原則3:非中央集権的な運営管理

ネットワークの運営管理側と貢献者間における価値の分配が、非中央集権的になるような設計となっており、少数のグループのみが利益を得るような中央集権的な意思決定を避ける仕組みを導入。

LINOの収益分配について

出典:https://docsend.com/view/y9qtwb6

上図はLinoブロックチェーンにおける価値の基本ユニットであるLINOの分配構造について示したものです。左側の現在のLINO供給量を示す大きな円の右側にある小さな円は新たに生成されたLINOから各貢献者に分配されているのがわかりますね。

報酬となるLINOはブロックごとに生成され、そのうち65%がインフラプロバイダーに、10%はアプリ開発者、10%がバリデーター、10%がコンテンツ制作者、残り5%が視聴者へ分配されるようになっています。

65%:インフラプロバイダー

10%:アプリ開発者

10%:バリデーター

10%:コンテンツ制作者

5%:視聴者

コンテンツ制作者の収入モデル

Linoネットワーク上のコンテンツ制作者の収益源は大きく2つ「視聴者からの寄付、サブスクリプション料金」「ネットワークからのコンテンツ報酬」です。

動画視聴者からの寄付やサブスクリプションの支払いで受け取るLINOのうち、90.1%がコンテンツ制作者残り9.%LINOステークホルダーに分配されます。

一方のコンテンツ報酬は、Proof of Content Valueと呼ばれる公平に報酬を分配できるようにボット排除するよう機能するアルゴリズムによってコンテンツ評価して支払われます。その他に広告収入やLINOステーク投票報酬からも収益を得ることができます。

視聴者の収入モデル

Linoブロックチェーンでは、視聴者に対してもその貢献度に応じた報酬が与えられる仕組みを提供する予定です。将来的には「視聴時間」「動画配信時のチャット機能の利用頻度」「寄付」などの行為を評価対象とするようです。

アプリ開発者の収入モデル

Linoブロックチェーン上のアプリ開発者の収入源はLinoアプリ報酬」「課金サービスや広告からの収入」「LINOステーク報酬」の大きく3つから成り立っています。

注意点として、アプリ開発者はコンテンツ制作者に対する視聴者からのダイレクトな支払いに対して一切手数料を要求することは許されていません。

インフラプロバイダーの収入モデル

インフラプロバイダーは、LINOアプリに対してストレージやCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)、トランスコーディングサービスを提供することで、Linoネットワークから「インフラ報酬」LINOステーク投票報酬」を得ることができます。※LINOのインフラプロバイダーになるためには、一定量のLINOを保有する必要があります。

バリデーターの収入モデル

バリデーターはブロック生成やトランザクションの認証作業を行うことで、報酬としてトランザクション手数料を受け取ることができます。その他、ブロック報酬やバリデーター報酬、LINOステーク投票報酬も収入源となります。※LINOのバリデーターになるためには、一定量のLINO保有が条件