最近注目を集めているWeb3.0に関連するプロジェクト、Space IDについてご存知でしょうか?
このプロジェクトは、分散型ブロックチェーン技術を背景にした普遍的なネーミングサービスネットワークを作成することを目的としています。
Web3業界だけでなく、一般の方にも注目されるようになってきたWeb3.0の分野で、それぞれのサービスがより使いやすくなることが期待できるでしょう。
この記事では、Space IDがどのようなプロジェクトで、どのような特徴を持っているのかについて解説していきます。また、登録方法や今後どのような展開を見せるかについても掘り下げていきます。
Space IDとは?概要を解説
Space IDは、ブロックチェーン上で使用できるネーミングサービスネットワークです。
インターネット上では「www.example.com」といったドメイン名でウェブサイトにアクセスすることができますが、ブロックチェーン上でも同じような仕組みがあります。
Space IDを利用することで、ユーザーは自分のドメイン名を登録することができ、ブロックチェーン上のアプリケーションやリソースに簡単にアクセスすることができます。
例えば、あるNFTを購入した場合、そのNFTの所有権を確認するために、NFTが登録されているブロックチェーン上のリソースにアクセスする必要があります。
この時、Space IDで登録したドメイン名を使うことで、簡単にアクセスすることができます。
また、Space IDは、開発者向けの機能も提供しており、開発者は簡単にSpace IDのドメイン機能を自分のアプリケーションに取り込むことができます。
Space IDの特徴を解説
仮想通貨Space IDがBinanceでIEO実施
Space ID(ID)は、このプロジェクトで使用されるトークンで、保有している人は、プロジェクトのガバナンスプロセスに参加することができます。
例えば、Space IDのアップグレードや新しい機能の提案などです。
そんなSpace IDが2023年3月23日、バイナンスでIEOが実施され、上場されました。
数ある取引所の中でBinanceでのIEOは、実施後のトークン価格について好成績をおさめています。
トークン価格が上がっているということは、そのプロジェクトが評価されているということです。
そのためBinanceからIEOが実施されたSpace IDも同じく、将来性のあるプロジェクトとして期待されています。
Space IDのプロジェクトチームについて
Space IDのチームは、ブロックチェーン技術を使った普遍的なネーミングサービスネットワークを作りたいというエンジニアやweb3のファンからなるグループによって設立されました。
そのためチームは、ブロックチェーンの開発、スマートコントラクトのセキュリティ、ユーザーインターフェースの設計、コミュニティの構築などに関する専門知識を持っています。
また、Space IDは、ブロックチェーン業界の信頼できる投資家やパートナーから強力な支援を受けています。
Binanceのベンチャーキャピタルである「Binance Labs」や、Web3のイノベーションに焦点を当てた「Polychain Capital」、「dao5」などの主導により合計1,000万ドルの調達に成功しました。
その他の資金調達に参加した機関や業界のリーダーには、Foresight Venturesなどが含まれます。
この資金調達によって、Space IDチームが拡大し、製品の開発やエコシステムの成長などがなされました。
多くの有名な組織やプロジェクトと提携
このプロジェクトは、BNB Chainや他のブロックチェーンで、BscScan、Trust Wallet、ApeSwapなどの100以上の主要なプロジェクトやプロトコルと提携されています。
Space IDのロードマップや将来性を解説
ロードマップ
Space IDは、2023年に機能性、使いやすさ、採用拡大を向上させるためのロードマップを公表しています。
2023年第2四半期:
・NFTによって保護されたマーチストアのローンチ。
・Space IDのドメイン所有者向けに、独占的なパーソナライズされた商品を提供。
・カスタムTLDドメイン名のためのローンチパッドを開始し、コミュニティが自分たちのドメインを構築し、ローンチすることを可能にする。
2023年第3四半期:
・SIDユニバーサルドメインのローンチ。このドメインは、すべてのユーザーIDとマルチチェーンアドレスを表現し、コロンドメイン構文を使用する。
2023年第4四半期:
・SID DAOローンチ。
・IDトークン所有者によるプロジェクトの分散型ガバナンスを可能にする。
Space IDの目標は、ユーザーやパートナーに価値を追加し、Web3のドメイン管理スペースで包括的かつ革新的な解決策として浮上することです。
ロードマップに沿って進むことで、プロジェクトはWeb3業界のリーダーシップを目指し、より効率的でアクセスしやすいブロックチェーン技術の未来を創造することを目指しています。
将来性
Space IDは、web3業界に馴染みがない一般の人たちにも注目されているサービスを展開しています。
このサービスは、中央の管理者を置かずに透明性とセキュリティの高いサービスが提供されると考えられており、世界中の有名企業もこの分野に参入してきています。
また、ネーミングサービスであるため、多くのアプリやプロジェクトと連携可能です。
それぞれのサービスの使い勝手の改善が期待でき、幅広く応用できます。
そのため、Space IDの将来性も期待できるでしょう。
Space IDでドメイン名の登録方法を解説
ドメインの登録方法について解説します。
まずは、公式サイトにアクセスしてウォレットの接続をしましょう。
ウォレットを接続したら、登録したドメインを検索して探しましょう。
ドメインが「Unregistered」になっていれば登録できます。
「Register」を選択します。
Registration Yearで登録期間を設定し、「Request」を選択します。
「Register」を選択し、登録完了です。
以下の画像の場合だと、4.96USD+ガス代が登録費用として必要です。
Space IDまとめ
Space IDは、分散型ブロックチェーン技術を背景にした普遍的なネーミングサービスネットワークです。
多様なサービスとの連携が可能であり、利便性が高いことから登録ユーザー数は増加しています。
今後の展開にも注目が集まっており、プロジェクトやトークンの需要も高まることが予想されます。
Space IDは今後の成長が期待され、注目しておくべきプロジェクトの1つでしょう。