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TokenSetsの使い方 #1|「準備編」各セットの現在情報を確認
分散型自動取引ツール「TokenSets」の使い方#1「各セットの現在情報を確認」を今回はご紹介します。TokenSetsとは?という方はまず下の記事をご参照ください。
今回TokenSetsで利用する商品は
「ETH Range Bound Min Volatility」
レンジバウンド(ある一定の範囲内で相場が動く)を利用した商品で、「Min」の名が冠されている通り、狭いレンジ幅の中でETHとDAIの比率を自動調整しながら分散投資してくれるセットです。具体的にはETHが10%以上下落するとDAI(≒米ドル)でETHを買い、20%以上上昇するとETHを売りDAIに変換します。
セット条件の見方|「ETH Range Bound Min Volatility」セットを参考に
まずはセット価格のチャートを確認。TokenSetsのチャートは現在価格(上画像だと、102.56米ドル)と「1時間、1日、1週、1年」の単位で表示することが可能。
セット内の配分比率
上画像は「ETH Range Bound Min Volatility」セット内のトークン配分比率詳細を表したもので、このセットの場合だとWETHとDAIの現在の配分比率と目標価格による配分比率などを知ることができます。
次のリバランスに関する情報
上画像はリバランス、要はセット内のWETHとDAIの配分の調整に関する情報。前回リバランスしてからの経過時間や次にリバランスする価格情報などを閲覧できます。
上の画像を例にとると、現在価格が102.67ドルであり、価格が下落し94.34を下回る場合、または価格が上昇し111.11ドルを上回る場合にセット内の配分比率が再調整されるということを意味しています。
キーファクト
上画像は現在のセット情報をまとめたものです。Last Rebarance(前回のリバランス時期)、Rebalancing Interval(次のリバランス開始までの待機時間)、Rebalancing Torelance(リバランス実行のために各コンポーネントトークンが維持していなければならない最低価格)、Inception Date(開始日時)が表示されています。Rebalancing Phaseだけはちょっとややこしいので、以下別記。
リバランスフェーズ(Rebalansing Phase)
リバランスフェーズとは、セット内のトークン配分調整の段階を示したもので、「Nomal」「Proposal」「Rebalancing」の計3段階あります。
「Nomal」は次のリバランスが発生するまでの休止期間。「Proposal」は「Nomal」に続く段階で、リバランス条件が満たされ配分比率が決定された後に入る段階です。※「Proposal」期間は8時間に設定されている。
「Rebalancing」は「proposal」に続く実行段階。リバランス中に、前回の配分比率と新しい配分比率の基となるコンポーネントを、オープンダッチオークションプロセスで交換する仕組み。※「Rebalancing」段階ではセットの取引ができなくなります。
以上の情報を元にしてTokenSetsにおける各セットの現在情報が確認できます。その時々の市場状況に応じた適切なセット選びの参考にしてみてください。